SSRエイグルミネルバ18インチのリフレッシュ再ハイパー塗装&リム交換サイズ変更
このアルミホイールは古い物ですので、ディスクは腐食で塗装が浮いていたり、全体に経年劣化での傷みがある為、今回は、ディスクのリフレッシュ再塗装を含めた、リム交換リバレル加工によるサイズ変更をご希望で、福岡県からご依頼いただきました。
交換用のリバレルリムは海外(アメリカ)発注となり、メーカーやサイズによって、早い時でも1ヵ月前後、ベース部材の在庫が無い場合は2ヵ月〜それ以上の期間がかかる事もざらにありますので、最初にリムの発注を済ませて他の作業を先に進め、リバレルリムの入荷を待ちます。
今回は、アウターリムもインナーリムも両方交換になりましたので、ディスクのリフレッシュ再塗装作業だけを先に進めます。
今回行うディスクのリフレッシュ再塗装は、色変えではなく、元カラー(ハイパーシルバー)の近似色をご希望でしたので、ハイパーシルバーダークを塗装します。
ハイパーシルバーには、通常色のハイパーシルバーライトと、若干暗めのハイパーシルバーダークの2種類があり、ハイパーシルバーダークの方が元の色合いに近かったので、ハイパーシルバーダークになりました。
まずは元の塗装を剥離し、ブラスト研磨後にさらにバレル粗研磨にかけ、塗装の下地を作ります。
1コート目にハイパーシルバーダークをパウダーコートします。
焼付けてハイパーシルバーダークを一旦硬化させ、2コート目にクリアーをオーバーコートしてもう一度焼き付け、ハイパーシルバーダークでのディスクリフレッシュ再塗装が完了です。
そうこうしているうちにリバレルリムの入荷です。
今回は珍しく早く、1ヵ月かからずに入荷しました。
アウターリムは、リバースリムのフロント用3.5インチと4.5インチです。
インナーリムは、フロント用もリア用も5.5インチです。
アウターリムは、バフ磨きの状態で入荷となるのでそのままでも必要十分なポリッシュにはなっておりますが、バフ目や海外長旅・輸送時の擦れ跡等は少なからずあるため、アウターリム入荷後に、自社にてバレル仕上げ研磨にかけてバフ目や擦れ跡を消し、綺麗な鏡面ポリッシュにします。
鏡面ポリッシュ後のクリアー有無はご希望により選択ご自由で、ポリッシュの輝き重視であればクリアー無し、メンテナンス性重視であればクリアー有り、これがクリアー有無の選択目安となりますが、どちらも一長一短ありますので詳しくは「ホイール鏡面ポリッシュのクリアー塗装有り無しの比較/手入れ」を参照下さい。
今回はクリアー有りをご選択いただきましたので、クリアーをパウダーコートします。
インナーリムは、無垢の状態で入荷となるため何かしらの処理が必須で、今回はグロスブラック塗装をご選択いただきました。
インナー側は、一度車に装着してしまうと中々洗う事は出来ませんので、汚れが目立たないように黒を選択される方が多いです。
脱脂洗浄をしてから、グロスブラックをパウダーコートします。
「ディスク」「アウターリム」「インナーリム」の作業が全て完了し、組付けをして完成となります。
SSRエイグルミネルバ(AGLE MINERVA)18インチホイール 〜サイズ変更のおさらい〜
◆元サイズ
フロント用 18×8.0j+37
リア用 18×9.0j+24
◆リム交換後のサイズ
フロント用 18×9.0j+24
リア用 18×10.0j+24