BBSLM17インチ 経年劣化リフレッシュを兼ねてディスクカラーをゴールドからネイビーブルーへ色変え塗装
古いホイールですので部分的に腐食が出ており、ディスクのゴールドも劣化で体色していて、全体的に経年での傷みが出ている為、今回リフレッシュを兼ねてディスクカラーをゴールドからネイビーブルーへ色変えご希望で、兵庫県よりご依頼いただきました。
ネイビーブルーのご選択にあたっては、ご希望相応カラーの何色かを塗板サンプルに塗装してお送りし、実際に色合いを確認していただいて決定しました。
まずはインナーリムの塗装&アウターリムのポリッシュ加工を行います。
インナーリムはグロスブラック塗装をご希望いただきましたので、いつも通りに元のシルバーを剥離し、回転研磨にて塗装の下地を整えてから、グロスブラックをパウダーコートします。
焼付けてグロスブラックを硬化させ、アウターリムのグロスブラックを剥ぎ落しながらポリッシュに加工をします。
インナー側がシルバーの場合は、アウター側のリム外周フランジを純正と同じようにシルバー残しとしても良いですが、今回はインナー側がブラックになる為、アウター側のリム外周フランジをブラックで残すと違和感が出ますので、今回はアウター側のリム外周フランジもポリッシュに加工してあります。
ポリッシュ加工については、最終バフ磨きの後にさらにバレル仕上げ研磨にかけ、バフ目や光沢ムラの無い鏡面ポリッシュにまでもっていきます。
インナーリムのグロスブラック塗装&アウターリムのポリッシュ加工後に、クリアー塗装を行います。
クリアーは、もちろんパウダーコートクリアーで、リム丸ごと丸塗りにします。
次にディスクのネイビーブルー塗装に入ります。
元のゴールドを剥離し、ブラスト研磨からバレル粗研磨にかけ塗装の下地を作り、数種類のネイビーブルーのサンプルから選択いただいたレーザーミッドナイトと言うカラーをパウダーコートします。
一旦焼き付けてレーザーミッドナイトを硬化させ、2コート目にクリアーをオーバーコートしてもう一度焼き付けると、ディスクのネイビーブルー色変え塗装が完了です。
続いてピアスボルトの塗装に入ります。
ピアスボルトはグロスブラックにしますので、ブラスト研磨で下地を作り、グロスブラックをパウダーコートします。
最後に組付けをして完成となります。
リムの腐食侵食が深かった部分は、僅かですが浸食跡が残りますが、爪楊枝の先程ですので気にはならないと思います。
今回ディスク塗装に採用したレーザーミッドナイトと言うカラーは、周囲が明るい環境で見るとそこそこ青っぽさがわかりますが、周囲が暗い環境で見ると青?黒?のような感じに見えます。
2017年にBBSで限定発売された「リミテッドエディション」とほぼ同じ色合いになります。