リバレル済(リム交換済)BBS RS 15インチのディスクポリッシュ加工+キャンディー塗装
リバレルはアウターはもちろんアウターリム、インナーもアウターリムを使ってリバレルされております。
インナーリムは製作出来る最小幅が決まっておりますので、それよりも細いリム希望の場合は、アウターリムをインナーリムとして使うしかありません。
現状はオリジナル仕様でディスクはシルバー塗装ですが、ディスクをバレル研磨でのポリッシュ加工+キャンディーピンクゴールドへ色変えご希望で三重県よりご依頼いただきました。
ディスク・ワッフルプレートのバレル研磨を行います。
ディスク、ワッフルプレートを同時に進めます。
まずは、元のシルバー塗装を剥離、ブラスト研磨後に、表面をバレル投入前の下地研磨を施します。
バレル研磨に投入前の下地研磨が最後の仕上にそのまま直結しますので、この段階の下地研磨さえしっかりしていれば、この後の工程もスムーズに進みます。
下地研磨完了後にバレル粗研磨に投入します。
万を持してバレル仕上げ研磨に投入します。
最初の下地研磨の工程がしっかりしていれば、一発でここまで光ります。
バレル研磨には、メッシュ内も下地研磨を施してバレル研磨に投入する事でメッシュ内も綺麗なポリッシュにする3Dバレルと、下地研磨は表面天面だけにし、メッシュ内は下地研磨を施さずにバレル研磨に投入する事で、表面は綺麗なポリッシュに、メッシュ内は素地の砂目が残りつつ鈍いポリッシュになる2Dバレルとがあり、両者で加工賃が大きく変わります。
今回は2Dバレルご希望です。
BBS RSは素地が良いので、メッシュ内は下地研磨を施さない2Dバレルでも、メッシュ内もそこそこ光ってくれます。
ワッフルプレートも同様に同時に進めます。
次にキャンディー塗装を行います。
ピンクゴールドをパウダーコートします。
これもワッフルプレートも同時に進めます。
焼付け一旦硬化させ、クリアーをオーバーコートします。
キャンディーもカラークリアーなので、必ずしもクリアーオーバーコートは必要ありませんが、クリアーをオーバーコートする事により、さらなる深みのある光沢が得られます。
もう一度焼き付けてキャンディーピンクゴールド+クリアーの完成です。
次にピアスボルトにもキャンディー塗装を施します。
ピアスボルトもキャンディーピンクゴールドご希望でしたので、洗浄で綺麗なクロームにしてからキャンディーピンクゴールドをパウダーコートです。
最後に組付けをして完成となります。
インナーリムは今回は作業無しで、元々塗装されていたブラックのまま使用です。
センターの6角キャップはポリッシュ加工(クリアー無し)しております。
インナーリムは元々アウターリムだった物をインナーリムとして使用していますので、エアーバルブの穴がインナーリムにもアウターリムにもあり、今回はアウターリムのエアーバルブ穴を溶接で埋め、鏡面ポリッシュ加工(クリアー無し)にしてあります。
鏡面ポリッシュのクリアー無しは、輝きの邪魔になる塗膜が無く一切の曇りのない鏡面ですので、ピアスボルトの映り込みもまさに鏡のようです。