パナスポーツG7C5Cの17/18インチをインナーリム交換&フルオーバーホール修理
リム交換による太さ/オフセットの変更と同時にフルオーバーホールご希望で、栃木県よりご依頼いただきました。
現状のサイズはフロント用17インチが9.5j+45、リア用18インチが10.5j+15です。
大概はアウターリムを深く見せたいのでアウターリムを太くする事が多いですが、今回は内側は余裕があり、外側に余裕が無いという事で、インナーリムのサイズを変える事になりました。
リバレルリムは海外発注になり、その時々、メーカーなどにより納期がマチマチで、早ければ1ヵ月以内、遅い時ですと2ヵ月程、それ以上かかる事もあります。
いずれにしても、先にリバレルリムの発注を済ませ、入荷までの間に他の出来る作業を進めておきます。
ディスクの再塗装を行います。
元の塗装を剥離、ブラスト研磨で素地を整えてから、ガンメタをパウダーコートします。
焼付けて一旦硬化させ、2コート目にクリアーをオーバーコートし、もう一度焼き付けてディスクのガンメタ塗装完了です。
次にアウターリムのポリッシュ加工を行います。
今回インナーリムは交換し、アウターリムは再使用しますので、アウターリムのポリッシュ再加工を行います。
回転研磨後にバフ磨きをしてポリッシュとして完成させ、ここからさらにバレル仕上げ研磨にかけ、バフ目やムラのない鏡面ポリッシュに持って行きます。
リア用のアウターリムは傷みは酷くありませんでしたが、フロント用のアウターリムの腐食が結構酷かったため、主にピアスボルト面付近に腐食侵食跡が残りました。
腐食侵食は削り込むしか方法はありませんが、あまり削り過ぎると無駄に薄くなってしまいますので、腐食侵食が深い物の場合はこのように侵食跡が残る物もあります。
クリアーをパウダーコート塗装でアウターリムのポリッシュ加工完了です。
インナーリムはブロスブラックに塗装します。
インナーリムの入荷です。
もちろん新品ですので、脱脂洗浄後にグロスブラックをパウダーコートします。
最後に組付けて完成です。
サイズについて
■元々のサイズ■
・フロント用 17×9.5j+45
・リア用 18×10.5j+15
■変更後のサイズ■
・フロント用 インナーリムを0.5j細くし9.0jへ。オフセットは+39位。
・リア用 インナーリムを0.5j太くし11.0jへ。オフセットは+21位。