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RAYS ボルクレーシング GT-Cの19インチホイールをカスタム塗装でリフレッシュ  

2020年1月20日
日産R32GT-R装着のRAYS ボルクレーシングのGT-C、19インチです。

特にガリ傷や曲がりの修理と言う事ではなく、そこそこ古いホールですので、ディスクのカスタム塗装を兼ねて綺麗にリフレッシュご希望で、神奈川県よりご依頼いただきました。



リムのポリッシュ加工から行います。

リムの側面、インナー側は回転研磨で切削肌にし、アウターリムは回転研磨後にバフ磨きでポリッシュにします。

通常ポリッシュとしてはこれで完成になりますが、当社の場合はここからさらにバレル仕上げ研磨にかけ、ハバフ目や光沢ムラの無い、綺麗な鏡面にまでもっていきます。



ポリッシュ仕上げ後のクリアー塗装有無はご希望により選択可能です。

ポリッシュに対してのクリアー有無はどちらも一長一短あり、大まかな選択基準としては、ポリッシュの光沢輝き重視の場合はクリアー無し、メンテナンス性重視はクリアー有です。

詳しくは「ホイール鏡面ポリッシュのクリアー塗装有り無しの比較/手入れ」にてご確認下さい。

今回はクリアー有りご希望でしたので、クリアーをパウダーコートします。



次にディスクのカスタム塗装を行います。

ディスクのカスタムカラーはイリュージョンレアゴールドです。

通常キャンディー塗装にするには、ベースをポリッシュなりブラッシュドなりに加工をする必要がありますが、イリュージョンカラーはそのようなベースの加工が必要無く、通常の塗装方法でキャンディールックになるカラーです。

ホイールの形状等の問題でポリッシュもブラッシュドも出来ない場合、ベースを加工するまでの予算が・・・、等のような理由でキャンディー塗装が出来ない、でもキャンディーにしたいと言うような時に有効な塗装です。

元の塗装を剥離し、ブラスト研磨を行います。



イリュージョンレアゴールドの元ネタをパウダーコートします。
この段階の顔料はイリュージョンレアゴールド本来の色合いとは全くかけ離れています。



焼付けて一旦硬化させます。

焼付けて硬化させると、ただのメッキ調シルバーのような色合いに変色します。



センター窪みは元々と同じように切削をします。



最後にイリュージョンカラー専用のクリアーをパウダーコートし、もう一度焼き付けます。

このイリュージョン専用クリアーとベースに塗装した元ネタとが熱反応し合い、イリュージョンレアゴールド本来の色合いに変色します。



続きましてピアスボルトをブラックに塗装します。

元々はクロームメッキで、1本1本ブラスト処理をしてからブラックへ塗装します。

塗装はパウダーコートでも良いのですが、今回のピアスボルトはキャップボルト(6角穴付き)タイプですので、塗膜の厚いパウダーコートですと、組付け時に6角穴に工具が入り難くなりますので、薄膜でも強靭な塗膜であるガンコートと言う塗装でブラックに塗装します。

薄膜のため、頭のロゴもくっきり残ります。





最後に組付けをして完成となります。