ダイハツシャレード純正スピードライン14インチホイールをフルオーバーホール修理
35年近く昔の車で、純正オプションでスピードラインを採用していたのですね。
古いホイールなので当然劣化はしていますが、35年前と言う事を考えると、状態は良いと思います。
これを綺麗にフルオーバーホールご希望で、東京都よりご依頼いただきました。
まずは塗装を剥離します。
まずは元の塗装を剥離、ブラスト研磨で素地を整えます。
次にガンメタを塗装します。
1コート目にベースとなるガンメタをパウダーコートします。
続いて表面の切削を行います。
ガンメタを焼き付けて硬化させます。
リムとディスク表面はダイヤモンドカットポリッシュでしたので、同じように切削をします。
全く同じくするには、同じくダイヤモンドカット加工が必要ですが、この年代の鋳造を旋盤切削のダイヤモンドカット加工をすると、内部の鋳造巣穴が出てきたりで、クリアー塗装が出来ない事がありますので、リスクを避けて回転研磨でのブラッシュドと同じ要領で切削を行います。
この方法ですと、鋳造巣穴を潰しながら切削になるので、クリアー塗装も出来ますし、クリアーも丈夫なパウダーコートクリアーが使えます。
ちなみに、仮にダイヤモンドカット加工後にクリアー塗装が出来たとしても、ダイヤモンドカット面に対してのクリアーは溶剤ウレタン塗装のクリアーになりますので、強くはありません。
リムとディスク表面のガンメタを剥ぎ落しながら切削を行います。
最後にクリアーをパウダーコートします。
仕上げでパウダーコートクリアー丸塗りです。
焼付けて完成となります。