カールソン1/16の19インチホイールをバレル研磨でオールポリッシュ加工
中古で購入されたようで、購入時はウルトラライトと聞いて購入されたそうですが、1/16をアフター加工でポリッシュに加工された物に見えます。
ウルトラライトは、スポークがこれより僅かに広く、スポークの角はもっとエッヂが効いていますし、ウインドウ(スポーク間)はブラッシュドのような肌になっているのが特徴ですが、このホイールのスポークは1/16と同じ形状で、ウインドウもブラッシュドにはなっていません。
何より、ポリッシュに加工時の削り跡のような作業跡が残っています。
カールソンに特化して詳しい訳ではありませんが、これはウルトラライトではなく、1/16だと思いました。
作業においてはどちらでも関係ありませんが、全体的に綺麗なポリッシュに、と言うご希望で茨城県よりご依頼いただきました。
まずは下地研磨を施します。
ポリッシュはバレル研磨にかけますが、ウインドウ内も下地研磨を施すと3Dポリッシュ、ウインドウは下地研磨を施さなければ2Dポリッシュになります。
今回は、ウインドウ内も何となく磨かれていたので、ウインドウ内は下地研磨をしない2Dポリッシュで進める事になりました。
クリアー塗装されているので、クリアー塗装を剥離し、下地研磨を施します。
この下地研磨作業が仕上がりの良し悪しに直結しますので、この作業が一番重要で、一番時間がかかります。
次にバレル粗研磨をかけます。
下地研磨完了後に、バレル粗研磨へ投入します。
最後にバレル仕上げ研磨をかけます。
満を持してバレル仕上げ研磨に投入します。
最初の下地研磨作業が完璧に施されていれば、各工程1発でここまで光ります。
ウインドウ内も、3Dポリッシュと同レベル位に光ってくれました。
仕上げにクリアー塗装を行います。
鋳造ですので、沸防止で下焼きを行ってからパウダーコートクリアー丸塗りです。
焼付けて完成です。