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カールソン1/16の19インチホイールをバレル研磨でオールポリッシュ加工

2020年5月14日
カールソン1/16の19インチです。


中古で購入されたようで、購入時はウルトラライトと聞いて購入されたそうですが、1/16をアフター加工でポリッシュに加工された物に見えます。

ウルトラライトは、スポークがこれより僅かに広く、スポークの角はもっとエッヂが効いていますし、ウインドウ(スポーク間)はブラッシュドのような肌になっているのが特徴ですが、このホイールのスポークは1/16と同じ形状で、ウインドウもブラッシュドにはなっていません。

何より、ポリッシュに加工時の削り跡のような作業跡が残っています。

カールソンに特化して詳しい訳ではありませんが、これはウルトラライトではなく、1/16だと思いました。

作業においてはどちらでも関係ありませんが、全体的に綺麗なポリッシュに、と言うご希望で茨城県よりご依頼いただきました。


まずは下地研磨を施します。

ポリッシュはバレル研磨にかけますが、ウインドウ内も下地研磨を施すと3Dポリッシュ、ウインドウは下地研磨を施さなければ2Dポリッシュになります。

今回は、ウインドウ内も何となく磨かれていたので、ウインドウ内は下地研磨をしない2Dポリッシュで進める事になりました。

クリアー塗装されているので、クリアー塗装を剥離し、下地研磨を施します。

この下地研磨作業が仕上がりの良し悪しに直結しますので、この作業が一番重要で、一番時間がかかります。



次にバレル粗研磨をかけます。

下地研磨完了後に、バレル粗研磨へ投入します。




最後にバレル仕上げ研磨をかけます。

満を持してバレル仕上げ研磨に投入します。

最初の下地研磨作業が完璧に施されていれば、各工程1発でここまで光ります。

ウインドウ内も、3Dポリッシュと同レベル位に光ってくれました。





仕上げにクリアー塗装を行います。

鋳造ですので、沸防止で下焼きを行ってからパウダーコートクリアー丸塗りです。




焼付けて完成です。