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パナスポーツG7の17インチホイールをディスクブラック色変えとリム交換で太さアップ

2020年6月15日
パナスポーツG7の17インチホイールです。

ディスクを現状のガンメタからブラックへ色変えと、アウターリム交換で太さアップご希望で、北海道よりご依頼いただきました。



リバレルリムが入荷するまでに1ヵ月程はかかりますので、先にリバレルリムを発注し、入荷までのディスクの色変え塗装を済ませておきます。

元の塗装を剥離し、ブラスト研磨後にさらにバレル粗研磨にかけ、塗装の下地を作ります。



グロスブラックをパウダーコートし、焼き付けて硬化させてから、クリアーをオーバーコートします。

ソリッドカラーは必ずしもクリアー塗装の必要はありませんが、特に黒の場合は、クリアーをオーバーコートする事により、さらなる深みのある光沢になり、耐擦性もアップします。




リムの入荷です。



元々はフロント8.5j、リア9.5jで、リアのアウターリムをフロントに移殖、リアを新たに元々より1.0j太い
リムに交換で、フロント9.5j、リア10.5jにします。

リバレルリムはバフ磨きの状態で入荷しますが、バフ目や擦れ跡等はありますので、自社にてバレル仕上げ研磨にかけ、綺麗な鏡面ポリッシュにします。

ポリッシュ後のクリアー塗装有り無しは選択可能です。

鏡面の輝き重視はクリアー無し、メンテナンス性重視はクリアー有りです。

ただし、クリアー無しは鏡面感は綺麗ですが、保護膜無しの素地肌のため、酸化により徐々に白濁りしてきます。
酸化白ボケはDIY手磨きで復活はしますが、維持するには手間はかかります。

クリアー有は、保護膜になるので、酸化白ボケはしませんが、いずれはクリアー膜の下に水分が混入し、白錆びが出てきます。

BBS RSや今回のパナスポーツのように、リムを直にピアスボルトで締め付けるタイプは、ピアスボルトがクリアー塗膜に食い込んでいくため、ピアスボルト周辺から白錆びが出て来やすいです。

以上のように、ポリッシュのクリアー有り無しはそちらも一長一短あります。

詳しくは「ホイール鏡面ポリッシュのクリアー塗装有り無しの比較/手入れ」を参照下さい。

今回は鏡面の輝き重視でクリアー無しを選択されましたので、組付けをして完成となります。