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19インチのワークエクイップをリム交換で20インチへインチアップ

2020年7月18日
ワークエクイップの19インチホイールです。

現状はリバースリムの19インチで、これを20インチへインチアップご希望で、大分県よりご依頼いただきました。


リバースリムからステップリム(段リム)に換装する事で、ステップ分1インチアップになるため、19インチから20インチになります。

今回はリム交換のみで他に作業はありませんので、リムを発注し、入荷を待ちます。

リバレルリムはアメリカで、早ければ1ヵ月程、遅ければ2ヵ月、それ以上の場合もあります。

今回は発注から入荷までに約2ヵ月半程かかりました。

20インチ(19→20)のアウターステップリムです。



インナーリムです。



アウターリムはバフ磨きの状態で入荷しますので、そのままでも使えますが、バフ目や擦れ跡等はあるので、自社にてバレル仕上げ研磨にかけ、バフ目や擦れ跡の無い鏡面ポリッシュにします。

ポリッシュ後のクリアー塗装有無は目的に応じて選択可能です。

クリアー塗装無しの方がポリッシュの輝きは素晴らしいですが、保護膜が無いので、徐々に酸化により白ボケしてきます。

酸化白ボケはDIY手磨きで復活するので、定期的にDIYメンテナンスしながら維持していく事になります。

クリアー塗装有りは、クリアーが保護膜になるので酸化白ボケはしませんが、クリアーと言えども塗膜分の僅かな濁りはあります。

また、飛び石等の跡から水分が混入し、いずれ白錆びは出てきます。

白錆びはクリアーを剥離して素地を磨かなければ除去出来ないので、DIYではどうにも出来ません。

以上のように、ポリッシュのクリアー有り無しはどちらも一長一短ありますので、詳しくは「ホイール鏡面ポリッシュのクリアー塗装有り無しの比較/手入れ」にて参照下さい。

今回はクリアー有りを選択されましたので、バレル仕上げ研磨後にクリアーをパウダーコートします。




インナーリムはブラックに塗装しますので、脱脂洗浄後にグロスブラックをパウダーコートします。




最後に組付けをして完成となります。

ディスクは元々クロームメッキでかなりくすんでいたので洗浄しています。

洗浄と言っても普通に洗っただけではここまで綺麗なクロームメッキには戻りません。








今回の元々のサイズが以下です。
フロント用 9.0j+38(アウター2.0j+ディスク0.5jインナー6.5j)
リア用 10.0j+26(アウター3.0j+ディスク0.5j+インナー6.5j)

これを19→20のステップリムに換装、サイズの組み合わせも変更し以下になりました。
フロント用 9.5j+31.65(アウター2.5j+ディスク0.5j+インナー6.5)
リア用 10.5j+32.35(アウター3.0j+ディスク0.5j+インナー7.0)