カスタムSSR MS-1を光沢ブラッシュドキャンディーに雰囲気変更
まずはリムの作業から入ります。
リムの仕様は基本変えませんが、パウダーコート仕上げは、既存のままにパウダーコート上塗りは出来ませんので、既存の塗膜剥離は必須になります。
既存の塗装を剥離し、以前と同じくステンレスブラッシュドに加工をします。
インナーはブラックにするので、先にブラック塗装を済ませてから、アウターリムのブラッシュド加工を行います。
ステンレスブラッシュドは、通常のブラッシュド加工後に一手間加える事で、ブラッシュドにややポリッシュの光沢が加わったような感じになります。
前回はリムに入れるSSRロゴは1個所でしたが、今回は対面に2個所ご希望です。
ロゴ入れは塗装で入れますが、最後にパウダーコートクリアーで閉じる事を考えると、ウレタン塗装ではパウダーコートの焼き温度200℃には耐えられないので、耐熱性はパウダーコートよりも高いガンコートで入れます。
ロゴの文字抜きシートを製作し、貼り付けマスキングし、ガンコートのブラックで文字を入れます。
最後にパウダーコートクリアーを丸塗り、焼付けてリム完成です。
次にディスクの作業に入ります。
前回はウインドウ(スポーク間)はウェットショット加工、表面天面はブラッシュドにしましたが、今回はウインドウを2Dバレル(2Dポリッシュ)、表面はステンレスブラッシュドに変更にします。
2Dバレルとは、バレル研磨でポリッシュ加工をする時は、バレル研磨投入前に素地の砂肌を平滑になるまでペーパーがけをしてからバレル研磨に投入する事で、ツルツルの鏡面ポリッシュになりますが、素地の砂肌ペーパー掛けをせずにそのままバレル研磨にかける事で、砂肌が残りつつ鈍い光沢のポリッシュになります。
ウインドウを2Dバレルにするためにまずは元の塗装を剥離し、そのままバレル研磨へ投入します。
その後に表面天面をブラッシュド加工をし、さらに一手間加えてステンレスブラッシュドにします。
前回のキャンディー塗装は、艶消しスモークのフラットBC1でしたが、今回は艶有スモークのTinted Clearに変更します。
キャンディーTinted Clearをパウダーコートします。
焼付けて一旦硬化させ、2コート目にクリアーをオーバーコートします。
キャンディーTinted Clearもクリアーなので、クリアーは特に必要ありませんが、クリアーをオーバーコートする事により、さらなる光沢と膜厚感が得られます。
最後に組付けをして完成となります。