BBS LM-Rの20インチをリムブラック/ディスクブラッシュドでカスタム
2本のリムとディスクを組み替えたいとの事で、組み換えに使う2本も合わせて合計6本のお預かりです。
まずはリムのブラック塗装から行います。
リムとディスクを分解し、リムの塗装を剥離し、回転研磨で塗装の下地を作ります。
1コート目にグロスブラックをパウダーコートします。
ソリッドカラーは1コートフィニッシュでOKですが、黒は洗車しただけで洗車傷が目立ったりと、綺麗に維持するのが大変です。
クリアーをオーバーコートする事によって、耐擦性が上がり、見た目もさらなる深い光沢が出ますので、黒に限りクリアーオーバーコートするようにしています。
焼付けてグロスブラックを硬化させ、2コート目にクリアーをオーバーコートします。
次にディスクのブラッシュド加工に入ります。
元の塗装を剥離し、ブラスト研磨後にブラッシュド加工を行います。
ブラッシュドは、ウインドウもブラッシュドにする3Dブラッシュド、ウインドウはブラッシュド以外にする2Dブラッシュドとがあり、両者で費用が変わります。
今回はウインドウもブラッシュドにする3Dブラッシュドご希望です。
LM-Rのウインドウは湾曲しているので、3Dブラッシュドは簡単ではありません。
トップコートはクリアーご希望なので、クリアーをパウダーコートします。
最後に組付けて完成です。
一般的には、ディスクブラッシュドですと、リムもブラッシュドかポリッシュかにする事が多いですが、ディスクブラッシュドでリムはソリッドの黒はあまり無いので、逆に新鮮な感じがします。