BBS RSの15インチホイールをリム交換&PCD加工&カスタム塗装
今回はリム交換と114.3→112のPCD加工、リムグロスブラック/ディスクマットブラックでのカスタム塗装ご希望で、北海道よりご依頼いただきました。
リバレルリムは、早い時でも1ヵ月程、遅い時だと2ヵ月、3ヵ月とかかるので、リムを先に発注し、入荷までの間に他の出来る作業を進めます。
まずはインナーリムの塗装を行います。
今回リム交換はアウターリムだけで、インナーリムは再使用します。
回転研磨で塗装の下地を作り、グロスブラックをパウダーコートです。
ディスク塗装の前に114.3→112へPCD加工です。
RSはワッフルプレートで隠れますし、今回のRSはバックパットもフラットのタイプなので、本来ですと今の穴と穴の間に新たに112で穴を開けるのが、一番手間も少なく費用も抑えられますが、今回のRSは、丁度中途半端に被る位置にピン穴があるので、スライドブッシュ式で変換します。
114.3の穴の中心から内側へ1.15㎜移動させた位置へテーパーブッシュを埋め込み112に変換します。
PCD加工後にディスクの塗装を行います。
元の塗装を剥離、ブラスト研磨後にマットブラックをパウダーコートです。
続いてピアスボルト、6角キャップ、エアーバルブをゴールドメッキ調にします。
ピアスボルトとエアーバルブは洗浄で綺麗なメッキに戻し、6角キャップはバレル研磨にてポリッシュにし、その上にキャンディーゴールド塗装をする事で、ベースが透けてゴールドメッキ調になります。
リバレルリムの入荷です。
フロント用3.5インチ、リア用7.0インチです。
リア用7.0インチの部材在庫が無かったため、今回は3ヵ月程かかりました。
アウターリムのグロスブラック塗装を行います。
新品ですので、脱脂洗浄をしてからグロスブラックをパウダーコートします。
焼付けて一旦硬化させ、クリアーをオーバーコートします。
ソリッドカラーは基本クリアーは必要ありませんが、車のボディと同じで、艶黒は洗車しただけで洗車傷が気になりますので、アウターリムはクリアーをオーバーコートします。
クリアーをオーバーコートする事で、耐擦性アップとさらなる深みのある光沢が得られます。
組付けをして完成です。
アウターが深すぎて少し斜めにするとディスクが見えません。
元々が7.0j、アウターリム交換によりフロントが9.5j、リアは13.0jになりました。