OZフッツーラ18インチをフルオーバーホール再塗装/リム交換リバレル加工
最近はOZフッツーラ=リム交換、と言う位リム交換が多いホイールの一つです。
今回もフルオーバーホール再塗装と同時にリム交換リバレル加工で太さ、オフセットも変更ご希望で、宮城県よりご依頼いただきました。
リバレルリムは、発注してから入荷するまでに、早ければ1ヵ月程、遅い時だと2ヵ月、3ヵ月かかる事もありますので、先に発注を済ませ、入荷までの間に他の出来る作業を進めておきます。
今回リムは、アウターもインナーも両方交換しますので、ディスクとセンターキャップの塗装を先に済ませます。
元の塗装を剥離、ブラスト研磨後にバレル粗研磨で塗装の下地を作ります。
まずは、1コート目にシルバーをパウダーコートします。
焼付けてシルバーを硬化させ、2コート目にクリアーをオーバーコートします。
もう一度焼き付けてディスク、センターキャップのシルバー塗装完成です。
リバレルリムの入荷です。
今回は1ヵ月程で入荷しました。
リムの仕上げに入ります。
インナーリムはグロスブラックにするので、脱脂洗浄後にグロスブラックをパウダーコートです。
アウターリムはバフ磨きの状態で入荷しますが、バフ目や擦れ跡等はあるので、自社にてバレル仕上げ研磨にかけ、綺麗な鏡面にします。
ポリッシュのクリアー有無は必要に応じて選択出来ます。
クリアー有りのメリット
クリアーが保護膜になるので、酸化白ボケは起こりません。
クリアー有りのデメリット
クリアーと言えども塗膜分僅かな濁りは出来ます。
飛び石等の跡から水分が混入し、いずれ白錆びが出てきます。
白錆びはクリアーの下のアルミ素地に出来ますので、解消するにはクリアーを剥離して素地を磨き直す必要があるので、DIYではどうにも出来ません。
クリアー無しのメリット
クリアー塗膜が無く、無垢の鏡面なので、鏡面感はクリアー有りより良いです。
クリアー無しのデメリット
保護膜が無いので、徐々に酸化により白ボケしてきます。
酸化白ボケは市販の研磨剤でのDIY手磨きで復活はするので、定期的にDIYメンテナンスしながら維持していく事になります。
以上のようにポリッシュのクリアー有無はどちらも一長一短なので、何を重要視するかでどちらにするかを決めていきます。
今回はクリアー有りご希望なので、クリアーをパウダーコートします。
これで全ての作業が完了し、組付けをして完成となります。
サイズについてですが、元々のサイズが4本通しで9.5j+45(アウターリム1.5+インナーリム8.0)、これをフロント用10.0j-12.15(アウターリム4.0+インナーリム6.0)、リア用11.0j-37.55(アウターリム5.5+インナーリム5.5)になりました。