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ワークブロンバッハ18インチメッシュホイールを色変えオーバーホール

2020年10月9日
WORK(ワーク)のメッシュホイール、Brombacher(ブロンバッハ)の18インチです。

フルオーバーホールを兼ねて、ディスクカラーをゴールドからブラックへ色変え塗装ご希望で、長崎県よりご依頼いただきました。


完全3Pなので、分解し、それぞれ個別に作業を進めていきます。


インナーリムをブラックへ塗装します。

インナーリムは、艶有りの黒にしますので、回転研磨で下地を整え、グロスブラックをパウダーコートです。




続いてアウターリムのポリッシュ加工です。

アウターリムは元々と同じくポリッシュにしますので、回転研磨後にバフ磨きを行いポリッシュにします。

さらにバレル仕上げ研磨にかけ、研磨目やバフ目のない鏡面に仕上げます。


ポリッシュのクリアー有無はご希望に応じて選択出来ます。

◎クリアー有りのメリット

クリアーが保護膜になるので、酸化による白ボケは起こりません。


◎クリアー有りのデメリット

クリアーと言えども塗膜分の僅かな濁りは出ます。

飛び石等の跡から水分が混入し、いずれ白錆びが出ます。

白錆びはクリアーの下なので、クリアーを剥離して素地を磨き直す必要があるので、DIYではどうにも出来ません。


◎クリアー無しのメリット

塗膜分の濁りが無く、無垢の鏡面なので、鏡面感はクリアー有りより良いです。


◎クリアー無しのデメリット

保護膜(クリアー)が無いので、徐々に酸化により白濁りしてきます。

酸化白濁りは、市販の艶出し剤でのDIY手磨きで復活はするので、定期的にメンテナンスしながら維持していく事になります。


このようにポリッシュのクリアー有無はどちらも一長一短で、どちらが良い悪いと言う事はありません。

何を重要視するかでどちらにするかが決まります。

今回は鏡面感重視でクリアー無しになりました。


次にディスクのブラック塗装です。

元の塗装を剥離し、ブラスト研磨後にさらにバレル粗研磨にかけ、塗装前の下地を作ります。



1コート目にグロスブラックをパウダーコートです。



焼付けてグロスブラックを硬化させます。

ソリッドカラーは1コートフィニッシュでもOKですが、黒は洗車しただけで洗車傷等が目立ち易いので、クリアーをオーバーコートします。

クリアーをオーバーコートする事により、耐擦性アップと併せてさらなる深みのある黒になります。

2コート目にクリアーをオーバーコートです。




ピアスボルトをゴールドにします。

ピアスボルトをゴールドメッキ調にしますが、元々のクロームメッキを透かせてキャンディーゴールド塗装をする事でゴールドメッキ調になります。

元々のクロームメッキが洗浄で綺麗になれば再メッキは必要ありませんが、綺麗にならなければ再メッキが必要になります。

今回は再メッキが必要な程ではありませんでしたので、洗浄で綺麗にしてからキャンディーゴールドをパウダーコートです。




後は組付けをして完成となります。