アルミホイールの曲がり/割れ/削れ/欠け/傷/錆/凹みなどでお困りの方へ! アルミホイール修理・塗装のことなら私たちにお任せください! 確かな技術と安心の価格でサービスをご提供いたします。

WORK VS-XX 15インチホイールのディスク再塗装&リム交換リバレル

2020年11月27日
WORK VS-XXの15インチホイール、ディスクのゴールド再塗装とアウターリム交換リバレル加工ご希望で、大分県よりご依頼いただきました。

2本は組付けてある状態、2本はお客様で分解しディスクのみの状態でお預かりです。



現状はアウターリムが3.0jで、0.5jダウンの2.5jのリムに交換ご希望です。

リムは海外製造になり、早い時で1ヵ月程、遅い時は2ヵ月、それ以上の事も多く、今回は納期目安3ヵ月でした。

リム入荷までにディスクのゴールド再塗装を済ませておきます。

元の塗装を剥離し、ワークのディスクは鋳造砂肌がかなりキツイので、エアーツールで砂肌を平滑に削り落としてからブラスト研磨、さらにバレル粗研磨にかけ、塗装の下地を作ります。



1コート目にゴールドをパウダーコートします。



焼付けて硬化後、2コート目にクリアーをオーバーコート、もう一度焼き付けてディスクのゴールド再塗装完了です。




アウターリムの入荷です。


リム形状ですが、ステップリム(段リム)は、リムフランジ(リム外周)が外周数ミリせり立っているストレートフランジと言うタイプで、リバースリムは、リムフランジが丸くなっているロールフランジと言うタイプで、これが基本ですが、リバレルリムにおいては、15インチ以下のリバースリムに限り、リバースリムでもストレートフランジとなります。

リムのタイプとフランジ形状に関しては、「ステップリム」「リバースリム」また「ストレートフランジ」「ロールフランジ」とは?にて参照下さい。


リバレルリムのアウターはポリッシュの状態で入荷しますので、そのままでも使えますが、ハブ目や擦れ跡等はあるので、自社にてバレル仕上げ研磨にかけ、綺麗な鏡面ポリッシュにします。

ポリッシュ後のクリアー塗装するかしないかはご希望に応じて選択可能です。

鏡面の輝き重視はクリアー無し、メンテナンス性重視はクリアー有りです。

ただし、クリアー無しは鏡面感は綺麗ですが、保護膜が無いため、酸化により徐々に白ボケしてきます。

酸化白ボケは市販の艶出し剤を使い、DIY手磨きで復活はしますが、そうしながら維持していく事になります。


クリアー有は、クリアーが保護膜になるので酸化白ボケはしませんが、いずれはクリアーの下に水分が混入し、白錆びが出てきます。

白錆びはクリアーの下のため、表面を磨いてもどうにもなりませんので、解消するには、クリアーを剥離し素地を磨く必要があります。

以上のように、ポリッシュのクリアー有り無しはどちらも一長一短あります。

今回は鏡面の輝き重視でクリアー無しです。


後は組付けをして完成となります。