OZ製MAE18インチの製作可能最大サイズ7.5インチリバレルリム交換
特別希少モデルとまではいきませんが、フッツーラよりは希少性は高いと思います。
今回は、ディスクのシルバー再塗装と、リム交換リバレル加工ご希望で、山形県よりご依頼いただきました。
同じOZなので、フッツーラとリムは同じです。
リバレルリムは海外製造で、早くても入荷までに1ヵ月程、遅い時は2ヵ月、それ以上かかる事も普通にあるので、最初にリバレルリムの発注を済ませ、入荷するまでに他の出来る作業を完了させておきます。
ディスクとセンターキャップはシルバーに再塗装するので、元の塗装を剥離し、ブラスト研磨で素地を整えます。
1コート目にシルバーをパウダーコートします。
一旦焼き付けシルバー硬化後に、クリアーをオーバーコート、もう一度焼き付けてシルバー再塗装完了です。
リバレルリムの入荷です。
今回は1ヵ月半程で入荷しました。
アウターリムは、既存のリア用のアウターリムをフロント用に移植、リア用のアウターリムを新たに7.5インチリムに交換です。
ステップリムとして製作可能最大サイズが7.5インチです。
インナーリムは4本通しで4.5インチです。
インナーリムはブラックにするので、脱脂洗浄をしてからブラックをパウダーコートします。
アウターリムは、既存移殖の再使用2枚は磨き直しします。
交換の7.5インチリバレルリムは、バフ磨きの状態で入庫しますので、そのままでも使用OKですが、バフ目や擦れ跡等は少なからずあるので、入庫後に自社でバレル仕上げ研磨にかけ、綺麗な鏡面ポリッシュにします。
クリアー塗装は任意で選択していただきます。
クリアー塗装無しは、無垢鏡面肌そのままなので、鏡面の輝きは素晴らしく綺麗ですが、保護膜が無いので、徐々に酸化により白濁りしてきます。
酸化白濁りは、市販の艶出し剤でのDIY手磨きで復活しますので、定期的にDIYメンテナンスをしながら維持していく必要があります。
クリアー塗装有りは、クリアーが保護膜になるので酸化白濁りはしませんが、いずれは飛び石等や、ピアスボルト周辺からクリアー塗膜の下に水分が入り込み、白錆びが出てきます。
白錆びはクリアーの下のため、表面を磨いても解消されませんので、クリアーを剥離し素地を磨き直さなければ解消になりません。
以上のように、ポリッシュのクリアー塗装有無はどちらも一長一短ありますので、目的に応じて任意で選択していただきます。
今回は鏡面の輝き重視でクリアー塗装無しにしました。
後は組付けて完成となります。
アウターリム7.5jもあるので、ちょっと斜めにするとディスクが見えなくなります。
アウターリムはクリアー無しなので鏡面その物、ピアスボルトやMAEロゴが綺麗にリムに写り込んでいます。
リバレルリムはその物により入荷納期1〜3ヵ月程ですが、事前の目安1ヵ月でも、今はコロナの影響が酷く、大幅に遅れる事も多々あります。