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初期モデルOZフッツーラ17インチをリム交換で太くサイズアップ

2020年12月4日
OZフッツーラの17インチの初期モデルです。

ディスクのシルバー再塗装と併せてリム交換リバレル加工で今よりも太くサイズアップご希望で、岡山県よりご依頼いただきました。

OZフッツーラ入庫=リム交換と言う位、決まってリム交換が多いホイールで、現在も5セット程リム交換待機中です。


リバレルリムは海外製造・輸入になりますが、早い時でも1ヵ月程、遅い時だと2ヵ月、それ以上かかる事もざらにあり、今年は特に、日本より海外の方がコロナの影響が甚大のため、予定の納期目安よりも大幅に遅れる事が多いです。
今回も当初の入荷予定より大幅に遅れ、発注から入荷まで約2ヵ月程かかりました。

フロント用は、インナーリムは既存のリムを再使用、アウターリムを1.5インチアップで、7.5j→9.0jへ、リア用はアウターリムもインナーリムも両方交換で、アウターリムは1.5インチアップ、インナーリムは1.0インチダウンで、8.5j→9.0にします。

アウターリバレルリム4枚



インナーリバレルリム2枚



アウターリムはバフポリッシュの状態で入荷するので、そのままでもOKですが、バフ目や擦れ等はあるので、自社にてバレル仕上げ研磨にかけ、綺麗な鏡面ポリッシュにします。

クリアー塗装の有無はご希望に応じて選択していただきます。

クリアー塗装無しは、光沢の邪魔になる塗膜が無く無垢の鏡面肌そのままなので、鏡面の輝きは綺麗ですが、保護膜が無いため、徐々に酸化により白濁りします。

酸化白濁りは、市販の艶出し剤を使い手磨きで復活しますので、定期的にDIYメンテナンスをしながら維持していく必要があります。

クリアー塗装有りは、保護膜(クリアー)があるので酸化白濁りはしませんが、いずれ飛び石等や、ピアスボルト周辺からクリアーの下に水分が入り込み、白錆びが出てきます。

白錆びはクリアー塗膜の下で、表面を磨いても消えませんので、クリアーを剥離し素地を磨かなければ解消出来ません。

以上のように、ポリッシュのクリアー塗装有無はどちらも一長一短ありますので、目的に応じて任意で選択していただきます。

今回はクリアー塗装有りをご希望されましたので、バレル仕上げ研磨後に脱脂洗浄をしてからクリアーをパウダーコートします。




インナーリムはブラックご希望なので、再使用の2本は回転研磨で下地を作り、交換の2本は脱脂洗浄後にブラックをパウダーコートします。




ディスク、センターキャップは色変えは無しで、シルバー再塗装をします。

元の塗装を剥離し、ブラスト研磨後にシルバーをパウダーコートします。



焼付けてシルバ硬化させ、2コート目にクリアーをオーバーコートします。






ピアスボルトは再メッキしました。



あとは組付けをして完成です。

センターキャップのオーナメントは結構傷んでおりましたが、そのまま再使用になりました。