OZフッツーラ18インチをダブルステップリムへ交換で19インチ化!
特にここ数年はOZフッツーラ=リム交換、のようなイメージで、今回もディスクの再塗装と併せて、ダブルステップリムへ交換で、現状18インチから1インチアップの19インチ化ご希望で、岐阜県よりご依頼いただきました。
リムは海外製造・輸入になり、早ければ1ヵ月程ですが、遅い時は2ヵ月、それ以上の時も多々あり、特に今は日本より海外の方がコロナの影響が酷く、目安納期から大幅に遅れる気味です。
今回も発注当初は1ヵ月程目安との事でしたが、なんと3ヵ月程かかりました。
流石にここまで遅れるのは珍しいですが・・・。
18→19インチダブルステップアウターリム
18→19インチダブルステップインナーリム
アウターリムはバフ磨きの状態で入荷するので、そのままでも使えますが、バフ目や擦れ等はあるので、自社にてバレル仕上げ研磨にかけて綺麗な鏡面ポリッシュにします。
クリアー塗装の有無は任意で選択していただきます。
クリアー塗装無しは、光沢の邪魔になる塗膜は無いので、鏡面の輝きは綺麗ですが、保護膜が無いので、徐々に酸化により白濁りしてきます。
酸化白濁りは、市販の研磨剤で手磨きで復活しますので、DIYメンテナンスをしながら維持していく必要があります。
クリアー塗装有りは、保護膜(クリアー)があるので酸化白濁りはしませんが、いずれ飛び石等や、ピアスボルト周辺から水分が入り込み、白錆びが出てきます。
白錆びはクリアーの下のため、表面を磨いても消えませんので、クリアーを剥離し素地を磨き直さなければ解消になりません。
このように、ポリッシュのクリアー塗装有無はどちらも一長一短ありますので、目的に応じて任意で選択していただきます。
今回はクリアー有りご希望なので、脱脂洗浄後にクリアーをパウダーコートします。
インナーリムはブラックをご希望されましたので、脱脂洗浄後にブラックをパウダーコートします。
ディスクは色変えはせずにシルバーで再塗装なので、元の塗装を剥離し素地を整えます。
まずはシルバーをパウダーコートし、焼付けて一旦硬化させます。
センターキャップのOZロゴは赤にしますので、周囲をマスキングし、耐熱塗装の赤を塗装します。
表面の赤を拭き取る事で、堀の中の赤だけが残ります。
最後にクリアーをパウダーコートし、もう一度焼き付けて完成です。
後はリムとディスクを組付けて完成となります。