マツダRX-8純正ホイールをポリッシュ加工+キャンディー塗装カスタム
バレル研磨でのポリッシュ加工は、元の塗装を剥離してそのままバレル研磨にかけたからと言って綺麗なポリッシュになる訳ではなく、入念な下地研磨をしてこそ綺麗なポリッシュになります。
バレル研磨前に、ウインドウ(スポーク間)を下地研磨するかどうかで2Dポリッシュ、3Dポリッシュに分かれます。
■3Dポリッシュ
表面はもちろんウインドウ内も下地研磨を施してからバレル研磨にかける事で、隅々まで鏡面ポリッシュになります。
■2Dポリッシュ
表面だけ下地研磨を施し、ウインドウは下地研磨を施さずにバレル研磨にかける事で、下地研磨を施した表面は鏡面ポリッシュに、下地研磨を施していないウインドウは素地砂肌が残りつつ鈍く光る感じになります。
3Dポリッシュ、2Dポリッシュはどちらが良い悪いではなく、どのように表現したいかの違いなので、ご要望に応じてご相談しながら決めていきます。
今回は、仕上げのキャンディーカラーが濃い色合いのため、あえて3Dポリッシュにしなくても良いのではないか、と言う事で2Dポリッシュになりました。
早速作業に入ります。
まずは元の塗装を剥離し、ブラスト研磨後に、表面をエアーツールを使いながら下地研磨を施します。
この事前の下地研磨の段階の作業がバレル研磨ポリッシュ加工の作業工程の大半の時間を要し、この段階の作業がきちんと施されていれば、以降の工程含め、仕上がりも1発で決まります。
次にバレル粗研磨に投入します。
最後に満を持してバレル仕上げ研磨に投入します。
各工程ポイントを押さえてさえいれば、1発でここまで光ります。
RX-8純正ホイールは、元々の素地も良く、形状も良いため、ウインドウは下地研磨を施さない2Dポリッシュでしたが、3Dポリッシュと言っても良い位満遍なく綺麗に光りました。
キャンディーはかなり濃いブロンズ系のフィクスチャーブロンズと言うキャンディーです。
キャンディーフィクスチャーブロンズをパウダーコートし、焼付けて一旦硬化させます。
キャンディーはカラークリアーなので、必ずしもクリアー塗装は必要ありませんが、クリアー塗装をする事で、さらに濃厚な光沢になります。
クリアーをオーバーコートします。
もう一度焼き付けて完成となります。