V35スカイライン純正ホイールをポリッシュ加工(キャンディー仕上げ)
2021年1月9日
日産V35スカイラインの純正18インチホイール、現状はハイパーブラック塗装になっており、これをバレル研磨でフルポリッシュ加工＋キャンディースモーククリアー仕上げご希望で、神奈川県よりご依頼いただきました。
バレル研磨ポリッシュ加工は、下地研磨の範囲により、2Ｄポリッシュと3Ｄポリッシュがあります。
【2Ｄポリッシュ】
表面天面は下地研磨を施し、ウインドウ（スポーク間）は下地研磨を施さずにバレル研磨にかける事で、表面は鏡面ポリッシュに、ウインドウは素地砂肌が残りつつの鈍目ポリッシュになります。
【3Ｄポリッシュ】
表面天面もウインドウ内も全て下地研磨を施してバレル研磨にかけるので、隅々まで鏡面ポリッシュになります。
加工費用は、2Ｄポリッシュより3Ｄポリッシュの方が高くなります。
2Ｄポリッシュ、3Ｄポリッシュ、どのように見せるかなので、どちらが良い悪いと言う事ではありません。
今回は2Ｄポリッシュになりました。
まずは元の塗装を剥離＆下地研磨を行います。
剥離槽で塗装を剥離、ブラスト研磨で整えた後に、表面天面をエアーツールを使いながら下地研磨を施していきます。
この段階の作業が、仕上がりに直結する重要な作業で、バレル研磨ポリッシュ加工の作業全体時間の多くの割合が、この段階の作業に当たります。
次にバレル粗研磨にかけます。
下地研磨後に、バレル粗研磨へ投入します。
最後にバレル仕上げ研磨に投入します。
最初の下地研磨の作業がきちんと施されてさえいれば、効率良く各工程1発でここまで光ります。
今回は、ウインドウ内は下地研磨を施さない2Ｄポリッシュですが、形状も素地も良いので、下地研磨を施していないウインドウ内も、結構綺麗に光りました。
仕上げのトップコートは、薄いスモーククリアーのTinted Clearご希望なので、Tinted Clearをパウダーコートします。
焼付けて完成となります。
