レクサスRC Fスポーツ純正ホイールをLC500風ポリッシュカスタム
純正オリジナルはハイパーブラック塗装ですが、修理か何かでブラックで丸塗りされていました。
まずは塗装を剥離してみると、部分的にパテで補修されていたので、パテを剥がして溶接肉盛り成形します。
レクサスLC500純正ホイールのようにするには、まずはバレル研磨にてフルポリッシュに加工をする必要がありますが、塗装を剥がしてそのままバレル研磨機にかけても光る訳ではなく、手作業により入念な下地研磨を施さなければ最終的に綺麗なポリッシュになりませんので、この形状をフルポリッシュにするために隅々まで手作業での下地研磨をするのは、にはかなりの手間と時間がかかります。
画像は塗装剥離、ブラスト研磨、インナー回転研磨後です。
この後の工程の画像がありませんが、ここから隅々まで手作業による下地研磨を施し、バレル粗研磨にかけ、最後にバレル仕上げ研磨にかけます。
各工程作業がポイントを押さえてしっかり施されていれば、1発でここまで光ります。
ここまでの作業でも精魂尽き果てる位の大変な作業ですが、今回はウインドウ部分を黒にするので、ここからマスキング作業をしていきます。
マスキングも、はっきりとしたプレスラインや角がある訳ではないので、ほぼフリーハンドでラインを取っていきますが、全面光っているので、統一性を持ってラインを取るのも難しいです。
黒の塗装は、パウダーコートで黒塗装をすると、ラインが綺麗に出ませんし、だからと言ってウレタン塗装で黒塗装をすると、最後はパウダーコートクリアーで閉じる為、ウレタン塗装ではパウダーコートの焼き温度200度には耐えられないので、パウダーコートよりも高い耐熱性のあるガンコートと言う溶剤塗装で行います。
スポークのラインはLC500純正ホイールとほぼ同じでしたが、ナットホール周辺の形状が違うため、この部分だけアレンジして違和感のないようにしました。
最後にパウダーコートクリアーを丸塗りします。
焼付けて完成です。
今回はかなりの手間と時間を要しました。
この形状のホイールをフルポリッシュにするだけでもかなり大変ですが、さらに難しいマスキングでの色入れもですので、費用もそれ相応かかります。
ちょっとやってみようかな?と言う軽い感じでは出来ないようなコストがかかります。