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ロリンザーRSK2 オーバーホール!クラック多数でインナーリム交換!

2021年2月23日
ロリンザーRSK2の18インチホイール、これもかなり古いホイールなので、経年での傷みや腐食はあって当然で、これをフルオーバーホールご希望で、北海道よりご依頼いただきました。

また、4本中2本のインナーリムに、クラック多数あり、修理をしても再発の可能性大なのと、複数個所クラック修理の費用を考えると、リバレルリムに交換の方が良いので、2本のインナーリム交換も行います。



完全3Pホイールなので、分解し、アウターリム、インナーリム、ディスク、センターカバーそれぞれ個別に作業を進めます。

アウターリムは元々と同様に磨き直しでポリッシュ再加工です。

回転研磨後にバフ磨きを行い、ここからさらにバレル仕上げ研磨にかけ、バフ目の無い鏡面ポリッシュにし、クリアーをパウダーコートします。




インナーリムも元々と同じくシルバーに再塗装をします。

交換する2枚の新品リバレルリムです。



再使用の2枚は回転研磨で下地を整え、交換の2本は脱脂洗浄し、シルバーをパウダーコートします。




ディスクは元々は、旋盤切削ポリッシュのダイヤモンドカットで、同じくダイヤモンドカット仕上げも出来ますが、費用が高いのと、ダイヤモンドカット仕上げに対してのクリアーはウレタン塗装のクリアーになるため、クリアーの耐久性は強くはありません。

ブラッシュドの工法でブラッシュドより目を細目にして切削風にする場合は、クリアーは丈夫なパウダーコートクリアーが使えますし、費用もダイヤモンドカットより安価で済むので、ブラッシュド細目切削風+パウダーコートクリアー仕上げの方が良いかと思います。

元のクリアー塗装を剥離し、ウインドウ部分をシルバーでパウダーコートし、焼付けてシルバー硬化後に、天面をブラッシュド細目切削風に加工をします。

センターカバーも同時に行います。






最後にクリアーをパウダーコートします。




ピアスボルトは元々クロームメッキで、汚れだけであれば洗浄で綺麗になりますが、今回は錆も結構出ていたので、再メッキ加工にしました。



後は組付けをして完成となります。