当時物フォーカスレーシング(溶接3Pホイール)をリム交換リバレル加工
今は復刻盤が出ていますが、復刻盤はダミーピアス付きの1Pなので、リム交換リバレル加工は出来ません。
当時物はディスクサンドイッチ溶接の3Pですので、リム交換リバレル加工は可能です。
今回は、リフレッシュ再塗装と併せて、2本のアウターリム交換ご希望で北海道よりご依頼いただきました。
リバレルリムは海外発注になり、早い時で1ヵ月程、何かの理由で遅い時は3ヵ月程かかります。
特にここ1年位は、海外のコロナの影響が大きく、全般的に入荷が遅くなっていますので、先にリバレルリムを発注し、入荷までの間に出来る作業を進めておきます。
ディスクサンドイッチ溶接は、アウターリムとインナーリムとでディスクをサンドイッチにして溶接接合されておりますので、交換するアウター側の溶接跡をカットしてアウターリムを切り離します。
ここからの画像がありませんが、ディスクの塗装を剥離し、ブラスト研磨後にゴールドをパウダーコート、焼付けゴールドを硬化後にインナーリムを研磨で切削肌に、最後にパウダーコートクリアーを丸塗りします。
アウターリムの入荷です。
フロント用を、現状より約25㎜程外に出るようにしたいとの事でしたので、元々の2.0インチから1インチ約25㎜太い3.0インチリムに交換をします。
もちろん今までより1.0j太くなりますので、もし太さは変えたくない場合は、アウターリムを1.0j太くした分インナーリムを1.0j細くすると太さは変更せずに出幅だけを変えられます。
リバレルリムのアウターはバフ磨きの状態で入荷しますが、バフ目や擦れ跡等はありますので、自社にてバレル仕上げ研磨にかけ、綺麗な鏡面ポリッシュにします。
ポリッシュのクリアー有り無しは任意で選択でき、今回はクリアー塗装ご希望でしたので、クリアーをパウダーコートします。
組付けをして完成となります。
ピアスボルトはステンレスブラックに交換、アルミの台座はウェットブラストで綺麗にしてあります。