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ホイール塗装剥離無しウレタン塗装上塗りの密着性について

2021年5月9日
ホイールの修理・補修においての塗装で仕上げる場合、4本とも補修個所が数か所あるような場合は、元の塗装を剥離し、一旦素地に戻してからパウダーコートでの丸ごと再塗装にするのが、塗装の密着性も耐久性も高いですが、必ずしも4本丸ごと再塗装にするとは限らず、4本中1本2本だけ、極一部の傷補修のような場合も少なくありません。

4本中1本、2本の極一部だけの補修のために、4本全て剥離をして丸ごと再塗装にするには当然コストも多くかかりますので、必ずしもそれがベストであるとも言い切れません。

単本で極一部だけの場合は、その部分だけの修理で、塗装も剥離無しでウレタン部分塗装上塗りにするのが現実的でもあります。

ただ、一度完成された塗膜の上に上塗り、重ね塗りになるため、塗装の密着性は強いとは言えませんので、そういった場合は、入念な足付け研磨に加え、密着プライマー塗布等、しっかりした足付け処理を施す必要があり、いい加減な下処理で上塗り、重ね塗りをすると、いずれ剥がれて来るのは目に見えています。

このホイールは、どのように下処理されたのかは分かりませんが、ウレタン上塗りされており、上塗りされた塗装が無惨に剥がれています。






このホイールも同じで、一見問題無いように見えますが、塗装は表面の見える面だけで、側面は塗装されていません。




側面はタイヤを組めば見えなくなるので、見栄え的には支障はないですが、下処理の足付けが甘いと、タイヤの組み換え等でリムに必要以上に無理がかかると、塗装の境目がパラパラと剥がれて来ます。



足付けや密着プライマー塗布等で入念に下処理を施せば、上塗りでもそう簡単には剥がれはしませんが、それでも元の塗装剥離後にパウダーコートでの丸ごと再塗装には敵いません。

費用対効果としてどの方法がベストであるかは状況に応じて都度ご相談しながら決めるようにしています。