四半世紀以上前のトムス井桁ホイールをイエロー/ブラッシュド加工
四半世紀以上前のホイールなので、それ相応に傷んでおり、今回リフレッシュを兼ねてイエロー/ブラッシュド加工でのリメイクご希望で、滋賀県よりご依頼いただきました。
ご希望のイエローがあり、色選定のために給油口の蓋を送っていただき、これに近そうなイエローを選別しました。
まずは元の塗装を剥離、ブラスト研磨をします。
四半世紀以上昔の鋳造なので、このままイエロー塗装&180℃焼付けすると、間違いなく沸きが出ますので、事前に200℃数十分下焼きを行ってからイエローをパウダーコートします。
焼付けてイエロー硬化後に、天面のイエローを剥がし落としながらブラッシュド加工をします。
最後にクリアー塗装をしますが、この時にも一応下焼きを行ってからクリアーをパウダーコートします。
クリアーを焼き付けて完成となります。
2度の下焼きで、クリアーに気泡が出来る程のあからさまな沸きが出ずに済みましたが、それでもこの年代の鋳造で、結構傷んでいたこともあり、部分的に沸きの一歩手前の針で突いたような跡は出ました。