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OZオペラ2の19インチホイールをパテントリップ撤去/シルバー再塗装

2021年6月6日
OZオペラ2の19インチホイールです。

元々純正でリムにステンレスのカバーが被っているステンレスジャケットタイプ、OZで言うところのパテントリップタイプで、今回このカバーを撤去し、素地を磨いてポリッシュに、ディスクはシルバー再塗装ご希望で宮城県からご依頼いただきました。

作業前画像撮り忘れていましたので、お客様からいただいた画像で。



まずはリムのカバーを撤去しますが、いざ撤去すると素地はかなり酷い状態でした。

カバー固定の為の穴が8個所空いており、これは溶接で埋めるので大した問題ではありませんが、
カバーに隠れる事で、水分が常時残るような状態になるためか、腐食がかなり酷い状態でした。




これではやる前からポリッシュは無理だと分かるので、粗目ペーパー目のブラッシュドなら何とか目立たなくなれば、という思いで研磨を進めてみましたが、部分的に酷い個所は、やはりダメでした。



お客様と相談の結果、ポリッシュはもちろんブラッシュドも諦めて、ディスク同色のシルバー塗装に変更する事になりましたので、アウターもインナーも回転研磨で塗装の下処理をします。



部分的に酷い個所は、いきなりシルバーを塗装すると間違いなく沸きが出るので、パウダーコートのプライマーを塗装します。



焼付けてパウダーコートプライマーを硬化させ、面出しで研磨をしてからシルバーをパウダーコートします。




焼付けてシルバー硬化後に、今度はクリアーをオーバーコートし、さらにもう一度焼き付けてリムのシルバ^塗装仕上げで完成です。




ディスクも元の塗装を剥離、ブラスト研磨後にさらにバレル仕上げ研磨にかけ、塗装の下処理後に、シルバーをパウダーコート、一旦焼き付けシルバー硬化後に、クリアーをオーバーコート、もう一度焼き付けて完成です。




後は組付けを完成となります。








リムの部分的に腐食が酷かった個所は、多少陥没跡が残りましたが、元の状態を考えるとこの程度で済んだ事がラッキーと言えると思います。