傷みが酷いDIY塗装された19インチのカールソン1/16を綺麗に再塗装
画像は1本ですが、もちろん4本です。
塗装剥離の前にピアスボルトを外しますが、1Pホイールのピアスボルトはほとんどが樹脂製のダミーピアスで、ダミーピアスでも金属のネジ式であれば普通に外せますが、樹脂製のダミーピアスの場合は圧入式なので、壊して外ししか手がありません。
ピアスボルトの穴が裏まで貫通していれば、裏から叩くと抜けますが、それでも樹脂製は再使用は出来ませんので、代替えに交換する必要があります。
ダミーピアスを外してから塗装を剥離、ブラスト研磨後にバレル粗研磨にかけ、塗装の下地を作ります。
まずはグロスブラックをパウダーコートで丸塗りします。
焼付けてグロスブラック硬化後に、アウターリムをポリッシュ加工します。
カールソンは海外製品の鋳造なので、本番焼付け前に下焼きを行わなければ鋳造巣穴からの沸きが出ますので、今回も下焼きを行ってから塗装、焼付けを行いました。
4本中3本はほぼ沸き無しで済みましたが、1本だけ表面に沸きが出ました。
パウダーコートは200℃焼付けなので、材質の良し悪しにシビアに影響します。
この程度でしたら、クリアーで埋まるので、面出しで研磨をしてからクリアーをオーバーコートします。
クリアーを焼き付けて完成、最後に代替えのダミーピアスを圧入します。
樹脂製ダミーピアスは形により何種類かはあり、全く同じ形の物があるとは限りませんが、今回は元々付いていた物とほぼ同形状の物がありました。
完成です。