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ディスクのみお預かりでBBS LM 21インチホイールのリバレル加工

2021年8月28日
BBS LMの21インチホイール、リム交換リバレル加工ご希望で、東京都よりご依頼いただきました。

ご自分でリムとディスクを分解され、ディスクのみでのお預かり、リムサイズもご自身で決めており、ご指定のリムサイズでリバレルリム発注です。

リバレルリムは極稀に1ヵ月程で入荷する事もありますが、平均2〜3ヵ月程はかかります。

今回も2.5ヵ月程で入荷でした。




LMはアウター/インナーが一体の2Pリムなので、ディスクが乗る部分は当然リム1枚分です。



リバレル後はアウター/インナが別々の普通の3Pになりますので、ディスクが乗る部分はリム2枚分になります。



ディスクの外周にリムが引っかかる嵌合部分があり、ここにリムがピッタリ嵌りセンターが出るようになっています。



元々はリム1枚分が引っかかる程度の高さしかありませんので、3Pになる事でインナーリム分は引っ掛かりません。



アウター側はディスクの嵌合に引っ掛かるので勝手にセンターが出ますが、引っ掛からないインナーは勝手にはセンターは出ませんので、仮組をし、微調整しながらインナーのセンターを出します。

これでピアスボルトで固定をすれば、インナーはズレずに使えるかもしれませんが、LMはピアスボルトが20本しか付いていないため、インナーも固定した方が良いです。

理論的には、ディスク外周裏を削ってインナーリムも引っ掛かる位嵌合部分を深く取れば良いのですが、最低でも3〜4㎜は削らなければインナーが引っかからなく、元々それほど削れる十分な厚みもないため、アウターと溶接にします。



これで構造的な処理は済んだので、後は仕上げに入ります。

純正のようにと言う事でしたので、インナー側をシルバーでパウダーコートします。



焼付けて硬化後に、アウター側をダイヤモンドカットに似せた疑似ラインポリッシュに加工をします。




最後にパウダーコートクリアー丸塗りします。



ディスクと組付けをして完成です。