クラブリネアL566の22インチホイールをオール色変えカスタム塗装
特に酷い傷みはありませんが、リムは多少ガリ傷あり、ディスクはカットポリッシュで、クリアーの曇りや擦れ傷等あり、これらを全て綺麗にオーバーホールするついでにカスタム塗装でオール色変えご希望で、栃木県よりご依頼いただきました。
ディスクのインサートやピアスボルトも塗装を行うので、今回は部品数がかなり多くなります。
まずは全て分解し、リムから作業に入ります。
回転研磨で塗装の下地を作ります。
リムは、アウターとインナーが溶接一旦なので、アウターもインナーも同じ仕様になります。
リムはレーザールートビアと言う濃いカッパー系のメタリックをパウダーコートします。
焼付けて一旦硬化させ、2コート目にクリアーをオーバーコート、もう一度焼き付けてリム完成です。
次にディスクの塗装に入ります。
クラブリネアは元々がかなり重く、今回は22インチなので、ディスクだけでかなりの重量です。
元の塗装を剥離後に、マットブラックブロンズⅡをパウダーコート、焼付けてディスク1コートで完成です。
マットブラックブロンズⅡは、パッと見はほぼマットブラックで、見る加減で僅かにブロンズ感があるのかな?
と言うカラーです。
ピアスボルトはゴールドにします。
1本1本ブラスト処理をし、画像ありませんが、ゴールド塗装にします。
ピアスボルトもパウダーコートでも良いのですが、ゴールドはクリアー含む2コートになり、膜厚が結構厚くなります。
今回のピアスボルトは内溝タイプなので、塗膜があまり厚くなると工具は入り難くなり、それが工具傷にもつながりますので、塗膜が薄くても強いガンコートでゴールドにします。
ディスクの飾りインサートのM4の小さい小ねじも色を入れます。
これもピアスボルト同じく、ガンコートでレッドにします。
ディスクのインサートも色を付けますが、素材が樹脂製でメッキがかかっているので、メッキ面に足付けをしてから溶剤ウレタン塗装にて塗装をします。
インサートは、リムと同形のカッパーで、僅かに赤みがある程度のカッパーに塗装をします。
1本に6個、4本分24個です。
これで全て作業が完了し、組付けをして完成となります。
センターキャップも樹脂製なので、溶剤ウレタン塗装にて、キャンディー系のブロードレッドのような濃い赤に塗装しています。