BBSRS(3ピースホイール)をブラッシュド+キャンディーブラック塗装
入庫時画像ありませんが、特に何かの修理と言う事ではなく、ブラッシュド+キャンディーブラック塗装でカスタムご希望で、岡山県よりご依頼いただきました。
3ピースホイールなので、分解し、それぞれ個別に作業を進めていきます。
まずはインナーリムから作業に入ります。
インナーリムはブラックにしますので、回転研磨で塗装の下地を作り、グロスブラックをパウダーコートします。
アウターリムはブラッシュド+クリアーにするので、ブラッシュド加工後にクリアーをパウダーコートします。
次に今回のメインイベントのディスクの作業を行います。
ディスク天面ブラッシュドにし、ウインドウ(メッシュ間)は2Dバレルにします。
バレルとはポリッシュ加工の事で、バレル研磨前に素地の下地研磨を行ってからバレル研磨にかけると鏡面になり、素地の下地研磨をかけないでバレル研磨にかけると、素地の粗が残りつつのポリッシュになります。
ウインドウはメインで見える部分ではないため、何となく光ってる程度で違和感ないので、ウインドウは2Dバレルでのポリッシュにします。
まずは塗装を剥離します。
ワッフルプレート外周の凹面だけは表面で主に見える部分なので、2Dバレルであってもこの部分だけは下地研磨を施します。
その後にバレル粗研磨にかけます。
最後にバレル仕上げ研磨にかけると、まずはポリッシュになります。
最後にディスク天面のブラッシュド加工を行います。
2Dバレルのウインドウはこのような感じのポリッシュです。
ワッフルプレートも同時に進めます。
キャンディーはキャンディーブラックを使います。
1コート目にキャンディーブラックをパウダーコートします。
キャンディー=カラークリアーなので、必ずしもクリアーは必要ありませんが、クリアーをオーバーコートする事により、より深みのある光沢が得られます。
焼付けてキャンディーブラックを硬化させ、2コートにクリアーをオーバーコートします。
ピアスボルトはブラックにしますので、1本1本ブラスト処理後にグロスブラックをパウダーコートします。
各部位の作業完了し、組付けをして完成となります。
6角キャップは、ブラッシュド+クリアーにしてあります。