三菱パジェロミニ純正15インチをポリッシュ加工+キャンディー塗装
入庫時画像撮り忘れましたが、白で上塗りされている状態で、これをポリッシュベースにキャンディー塗装ご希望で、埼玉県よりご依頼いただきました。
1Pホイール丸ごとポリッシュ加工や、2P/3Pホイールのディスクのポリッシュ加工は、バレル研磨機にかけてポリッシュ加工を行いますが、元の塗装を剥離しただけで、そのままバレル研磨機にかけるだけでは綺麗なポリッシュにはなりません。
バレル研磨にかける前の、手作業による下地研磨を行う事で綺麗な鏡面ポリッシュになり、この下地研磨の段階の作業が全行程の半分以上を占める一番重要な工程です。
下地研磨は、ウインドウ(スポーク間)も含め全て下地研磨を施してバレル研磨にかける事で、隅々まで鏡面ポリッシュの3Dポリッシュになり、表面だけ下地研磨をかけてバレル研磨にかける事で、下地研磨を施さないウインドウは素地砂肌が残りつつの鈍目のポリッシュに、下地研磨を施した表面は鏡面ポリッシュになる2Dポリッシュがあり、どちらが良い悪いではなく、表現の方法が変わります。
今回はトップコートのキャンディーが比較的濃淡濃いキャンディーと言う事もあり、2Dポリッシュで行います。
まずは元の塗装を剥離、ブラスト研磨後に表面を下地研磨します。
次にバレル粗研磨にかけます。
最後にバレル仕上げ研磨にかけるとポリッシュになります。
下地研磨を施していないウインドウは素地砂肌がやや残りつつの鈍目ポリッシュですが、今回は、ウインドウの形状が良かったため、キャンディーベースとしては十分過ぎる位にウインドウも光りました。
キャンディーは、赤に近いカッパー系キャンディーのカッパーローズを使います。
キャンディーカッパーローズをパウダーコートします。
焼付けて完成です。
濃淡は濃いですが、透過性も良く鮮やかで綺麗なキャンディーです。