ヴェイルサイドアンドリューⅤをブロンズ塗装+リム交換リバレル加工
今回は、ディスクをブロンズへ色変え塗装と併せて、アウターリム交換リバレル加工で、現状8.5j/9.0jを9.0j/10.0jへ太さアップご希望で、北海道よりご依頼いただきました。
1本ディスクありませんが、サイズ計測の為に外してあります。
リバレルリムは納期ある程度長くかかるので、先に発注を済ませてそれまでに出来る作業を進めておきます。
インナーリムはブラックへ塗装で再使用します。
回転研磨で素地を整えてからブラックをパウダーコートします。
ディスク、プレートはブロンズメタリックにします。
元の塗装(クリアー)を剥離し、ブラスト研磨します。
ハイランドブロンズをパウダーコートします。
焼き付けて一旦硬化させ、クリアーをオーバーコートし、もう一度焼き付けてディスク、プレートのブロンズ塗装完了です。
発注したリバレルリムですが、いつもは納期がある程度読める物で早い物は1ヵ月程、遅い物で3ヵ月程、それ以外は次期生産未定(納期未定)、この3パターンなのですが、今回は諸事情があり、いつもとは違うルートで発注をしましたが、それが運の尽きでした。
発注当初は最大2ヵ月程の目安だったのですが、それが延びに延びて、昨年6月に発注した物が年を跨いで2月に入荷しました。
発注当初の納期最大2ヵ月が、なんと7〜8ヵ月もかかりました。
これだけ遅れるとお客様にも言い訳は効きませんし、仲介業者さんも工場から言われる事を当社に伝えるだけなので、いずれも待つしかない立場で、何とも歯がゆいです。
他にも半年前後入荷を待っているリバレルリムが今も何セットかあります。
ちょっとこれは極端な例ですが、海外ですと平気で遅れる事も多いので、日本人感覚では成り立たない部分もあります。
納期は異常でしたら無事にアウターリムも入荷しました。
リバレルリムのアウターはバフ磨きの状態で入荷しますが、多少バフ目や擦れ跡等はあるので、自社でバレル仕上げ研磨にかけ、綺麗な鏡面ポリッシュにします。
クリアー塗装はご希望に応じて塗装したりしなかったりですが、今回はクリアー有りご希望でしたので、パウダーコートクリアーを塗装します。
後は組付けをして完成となります。
ピアスボルトはブラックに塗装、プレートのフランジナットはステンレス黒染へ交換しています。