スピードラインミストラルをポリッシュ加工+18インチ化+PCD加工
私も過去に一度だけ見た事があり、今回2度目で、私の感覚ではレアなアルミホイールです。
今回は、バレル研磨でのフルポリッシュカスタムと、ダブルステップリムに換装で17インチから18インチ化、現状114.3/5の穴になっており、追加でPCD112/5穴開け加工と結構フルコースのカスタムご希望で、大阪府よりご依頼いただきました。
3Pを分解し、ディスク単体で先にPCD112/5穴開け加工を行います。
元の114.3/5を生かしたまま、追加でPCD112/5穴開けなので、114.3と112の10穴マルチとなります。
ディスク、センターキャップはバレル研磨でのポリッシュ加工にします。
まずは元の塗装を剥離、ブラスト研磨をします。
ここからの画像がありませんが、塗装を剥離してそのままバレル研磨にかけても綺麗なポリッシュにはなりません。
バレル研磨前の手作業による入念な下地研磨が重要で、この段階の作業がポリッシュの仕上がりに大きく影響し、作業時間の大半を占めます。
下地研磨後にバレル粗研磨にかけ、最後にバレル仕上げ研磨に掛けます。
各工程作業ツボを押さえて完璧に施されていれば、各工程無駄なく1発で光ります。
ポリッシュ後のクリアー塗装はご希望により選択していただきます。
クリアー塗装有無は、それぞれ一長一短ありますが、簡単には、輝き重視はクリアー無し、メンテナンス性重視はクリアー有り、になります。
今回は、ポリッシュの輝き重視でクリアー無しを選択されたので、これで完成です。
リバレルリムは、元々がステップの17インチ、これをダブルステップで18インチ化にします。
リバレルリムは全て海外発注で、早い物で入荷まで1ヵ月前後、遅い物で3ヵ月前後、次期生産未定の場合もあります。
今回は発注から入荷までに約半年(6ヵ月)かかりようやく入荷です。
インナーリムは半艶ブラックにするので、脱脂洗浄後にハーフグロスブラックでパウダーコートします。
アウターリムはポリッシュにします。
リバレルリムのアウターは、バフ磨きの状態で入荷するので、そのままでの良いのですが、バフ目や擦れ跡は多少はあるので、自社にてバレル仕上げ研磨にかけ、綺麗な鏡面ポリッシュにします。
アウターリムのクリアー塗装も、ディスク同様に輝き重視でクリアー無しです。
ピアスボルトはブラックにするので、1本1本ブラスト処理をしてからブラックでパウダーコートします。
後は組付けて完成となります。