セクターワンホイール ブラッシュド/メタリッククリアー+リム交換
リムはワークOEMのオリジナルブランドホイールです。
今回は、ブラッシュドカスタムリメイクと併せてリム交換リバレル加工もご希望で、茨城県よりご依頼いただきました。
リバレルリムは発注から入荷までにしばらくかかるので、先にリバレルリムを発注し、入荷までに出来る作業を進めておきます。
リム交換はアウターリムで、インナーリムは再使用するので、インナーリムを回転研磨で塗装前の下地を作ります。
インナーリムは半艶ブラックにするので、ハーフグロスブラックをパウダーコートします。
ディスクは、ウインドウ(スポーク間)はブラック、天面をブラッシュドにするので、元の塗装剥離後に、まずはブラックでパウダーコートします。
焼付けてブラック硬化後に、天面のブラックを剥ぎ落しながらブラッシュド加工をします。
クリアーはメタリッククリアーご希望なので、メタリッククリアーをパウダーコートします。
メタリッククリアーももちろんクリアーなので、この1コート完成で良いですが、さらにクリアーを上塗りします。
クリアー上塗りする事で、濃厚な膜厚感が得られます。
焼付けメタリッククリアー硬化後に、クリアーをオーバーコートします。
センターキャップも元の塗装剥離し、文字はレッドにするので、レッドでパウダーコートです。
表面をブラッシュド加工します。
ディスクと同じくメタリッククリアー+クリアーで仕上げます。
ピアスボルトはブラックにするので、1本1本ブラスト処理をしてからブラックをパウダーコートします。
アウターリバレルリム入荷です。
リバレルリムは全て海外からで、海外は日本とは違って結構アバウトですが、今回はかなりでした。
発注当初は納期2ヵ月程との事で、実際はこれよりはかかるだろう事は分かっていましたが、なんと7ヵ月もかかってようやく入荷しました。
これはちょっと特殊な例ですが、こういう事も無くはないので、リバレルリムの納期にはいつも困っています。
リバレルリムのアウターはバフ磨きで入荷するので、このままでも使用できますが、バフ目や擦れ跡は多少はあるので、自社にてバレル仕上げ研磨にかけ、綺麗な鏡面ポリッシュにします。
アウターリムもディスク同様にメタリッククリアー仕上げにするので、1コート目にメタリッククリアー、2コート目にクリアーで仕上げます。
後は組付けをして完成となります。