フォーカスレーシング ディスクオーバーホール+リム交換リバレル
今回、ディスクのオーバーホールと併せて、アウターリム交換リバレル加工ご希望で、北海道よりご依頼いただきました。
このフォーカスレーシング含め、旧SSR等の旧車用ホイールは、アウターリムとインナーリムでディスクをサンドイッチにして溶接されておりますので、交換する側、今回はアウター側の溶接跡をカットしてリムを切り離します。
アウターリムが無い状態でディスクのオーバーホール作業を行います。
元の塗装を剥離、ブラスト処理後に、まずはブラックでパウダーコートします。
焼き付けてブラック硬化後に、表面のブラックを剥ぎ落しながらブラッシュド加工をします。
元々は旋盤切削ポリッシュのダイヤカットなので、同じくダイヤカット仕上げもできますが、費用が高いのと、クリアーが溶剤クリアーになります。
今回は、パウダーコートクリアーが使えるようにブラッシュドにしますが、ブラッシュドにするのが目的ではなく、ダイヤカット代用のブラッシュドなので、本来のブラッシュド目より細目にします。
最後にパウダーコートクリアー丸塗りします。
リバレルリムのアウターはバフ磨きの状態で入荷するので、そのままでも使えますが、多少バフ目等はあるので、自社でバレル仕上げ研磨にかけ、綺麗な鏡面ポリッシュにします。
後は組付けて、元と同じように溶接し直しします。
完成です。
ピアスボルトは新品ステンレスブラックへ交換、ピアスボルトの台座カラーはウェットブラストで綺麗な肌にしています。
サイズですが、元々7.5jだった物を、アウターリムを元々より2.0j太いリムへ交換で、9.5jになっています。