BBS RS-GTをディクス色変えハイパー塗装+リム交換リバレル加工
現状DS-SLDからDB-SLDへ色変えハイパー塗装と併せて、リア用の2本はリム交換リバレル加工ご希望で、東京都よりご依頼いただきました。
1本ディスク入っていませんが、リバレルリムサイズ算出のためにディスク計測するため外しています。
リバレルリムは海外発注で、早くて入荷まで1ヵ月程、遅ければ3ヵ月程、在庫/部材無しの場合は未定となり、半年前後かかる事も多々ありますので、最初に発注を済ませ、入荷までに出来る作業を進めておきます。
ディスクは現状のDSからDBへ色変えしますので、まずは元の塗装を剥離し、ブラスト研磨で素地を整えます。
DBは、ズバリで表現するには溶剤塗装になりますが、密着性が弱い特性があるため、似たような雰囲気でよろしければ、丈夫なパウダーコートでも可能で、今回はパウダーコートでのDB表現になりました。
1コート目にベースとなる高輝度シルバーをパウダーコートします。
焼き付けて硬化後、2コート目にスモークリアーをパウダーコートします。
もう一度焼き付け硬化後、3コート目にクリアーをオーバーコートします。
リバレルリムですが、昨年7月に発注時は2ヵ月程度だったのが、入荷したのが今年の3月、なんと8ヵ月もかかりました。
2ヵ月予定が何故そうなるのか、日本人感覚ではちょっと考えられませんね・・・
RS-GT含めLM、LM-R、スーパーRSも理屈は同じですが、元々2Pからリバレルで3Pになるので、ディスクが乗る面はリム厚が元々1枚だったのが2枚となります。
RS-GTと他の2PモデルのLM、LM-R、スーパーRSとの違いは、RS-GTは、リムのインナー側にネジ穴が開いており、そこにピアスボルトで締め付けですが、LM、LM-R、スーパーRSはピアスボルト+ナットになっています。
LM、LM-R、スーパーRSを3P化にすると、リム厚分で元々のピアスボルトでは長さが足りなくなるので、3Pモデルのロングピアスボルトに交換する必要がありますが、ピアスボルト/ネジ穴タイプのRS-GTは、リム厚が2枚になっても元々のピアスボルトで用が足ります。
が、ディスクの裏にリムが引っかかってセンターが出るようになっている嵌合の段差があり、元々の段差の高さでは、リバレルで3Pになると、インナーリム分が引っかかりません。
これではインナーリムのセンターが出ませんし、動くとピアスボルトに不可がかかり折れたりもするので、仮組センター出しをし、アウターリムとインナーリムを溶接接合します。
構造的な処理が終わり、塗装に入ります。
純正のように仕上げますので、インナー側をシルバーでパウダーコートします。
焼付け硬化後に、アウター側をダイヤモンドカットに似せたポリッシュに加工をします。
最後にクリアーを丸塗りします。
後はディスクとリムを組付けて完成となります。
RS-GTのリムフランジは、フランジが外側と内側に2列あるような感じで、特殊なフランジ形状ですが、リバレルリムはこのようなフランジ形状はありませんので、普通のフランジになります。