OZ製カールソン3/6の18インチホイールをフルオーバーホール修理
2ピースタイプの2/6は良く見かけますが、3ピースタイプのOZ製3/6は希少ではないでしょうか。
古いモデルなので、経年での痛みは当然あるので、これを全て綺麗にフルオーバーホールご希望で東京都よりご依頼いただきました。
完全3ピースホイールなので、各部位個別に作業を進めます。
まずはインナーリムから作業に入ります。
元の塗装を剥離し、回転研磨で塗装前の下地を整えます。
フッツーラ、MAE等OZ系のインナーリムは大概グレーなので、今回も同じくグレーをパウダーコートします。
アウターリムはポリッシュにしますので、回転研磨後にバフ磨きでポリッシュにし、ここからさらにバレル仕上げ研磨にかけ、磨き目の無い綺麗な鏡面ポリッシュにします。
クリアーはもちろんパウダーコートクリアーです。
ディスクも元の塗装は剥離し、ブラスト研磨後にバレル粗研磨にかけ、塗装前の下地を整えます。
1コート目にシルバーをパウダーコートします。
焼付けシルバー硬化後、2コート目にクリアーをオーバーコート、もう一度焼き付けてディスクのシルバー再塗装完了です。
ピアスボルトは元々クロームメッキで、汚れているだけであれば洗浄で再使用にしますが、錆びは洗浄をしても残りますので、ご希望により再メッキ加工は出来ます。
今回は再メッキご希望でしたので、再メッキ加工をし、腐食再発防止としてクリアーをパウダーコートし、保護します。
再メッキ加工をしたピアスボルトは、今回に限らず全てクリアー塗装で保護するようにしています。
あとは組付けて完成となります。