初期型OZフッツーラ18インチをリム交換＆ブラッシュドカスタム

2022年8月5日

初期型OZフッツーラの18インチホイールです。

アウターもインナーリム総交換リバレル加工と、ディスクはステンレスブラッシュドにカスタムリメイクご希望で、福岡県よりご依頼いただきました。

リバレルリムは発注から入荷まで、早ければ1.5ヵ月程、遅い時で3ヵ月程〜それ以上かかりますので、先にサイズ出しをし、リバレルリムの発注を済ませ、入荷までに他の出来る作業を進めておきます。

今回はリムは総交換なので、リバレルリムが入荷までの間に、ディスクの作業を進めていきます。

ディスクはステンレスブラッシュドと言って、ブラッシュドにポリッシュの光沢を足したようなブラッシュドにします。

まずは元の塗装を剥離し、ブラスト研磨にフリーハンドでブラッシュド目を入れていきます。

通常のブラッシュドで完成後に、もう一手間加えてポリッシュの光沢があるステンレスブラッシュドになります。

センターキャップも同時に進めます。

最後にパウダーコートクリアー塗装をします。

元々付いていたセンターキャップのオーナメントはかなり傷んでいたので、新たに作り直します。

1㎜のアルミ板を円で切り出し、一旦黒に塗装します。

初期型マークをカッティングで製作し、貼り付けます。

クリアーを塗装しますが、1回塗装しただけではステッカーシートの段差は埋まらないので、硬化後に面研し再度クリアー塗装、これを2回以上繰り返してマークがアクリルに埋まっているかのように仕上げます。

ピアスボルトは汚れているだけであれば洗浄で綺麗なメッキに戻せますが、錆びは洗浄してもそのまま残ります。

今回は錆が多かったので、再メッキご希望されました。

再メッキ後は以降の腐食防止としてパウダーコートクリアーで保護します。

リバレルリムですが、今回は約2.5ヵ月程で入荷しました。

昨今は、リムに限らず海外製品が全然入荷しない時代なので、2.5ヵ月かかりましたが遅くはなかったという感じです。

リバレルリムのインナーは素地無垢の状態で、今回インナーはブラックご希望なので、脱脂洗浄後にブラックをパウダーコートします。

アウターリムはバフ磨きの状態で入荷するので、ポリッシュ仕上げの場合はこのままでも使えますが、多少バフ目や擦れ跡等はあるので、自社にてバレル仕上げ研磨にかけ、綺麗な鏡面ポリッシュにします。

ポリッシュ後のクリアー塗装有無は任意で選択していただきます。

鏡面の輝き感重視はクリアー無しですが、保護膜（クリアー）が無い分徐々に酸化で白濁りしますので、DIY手磨きが面倒な方はクリアー有りが良いかと思います。

但し、クリアー塗装をすると、僅かに輝きが引くのと、いずれ白錆びも出てくるので、クリアー有無はどちらも一長一短あります。

今回はクリアー有りご希望だったので、クリアーをパウダーコートします。