OZベラの22インチをポリッシュ加工/スモーククリアー&リム交換
OZの中でのベラはあまり見ませんが、22インチとなるとさらに見ないので、希少なホイールではないでしょうか。
現状はリムもディスクも全てブラックになっており、ディスクはバレル研磨でのポリッシュ加工+キャンディースモーククリアー塗装に加え、リム交換リバレル加工もご希望で東京都よりご依頼いただきました。
画像は3本ですが、もちろん4本お預かりです。
リバレルリムは最短早い時で1.5ヵ月程、遅い時は3ヵ月程又はそれ以上、もしくは次期生産未定で納期未定と言う事も多々ありますので、最初にリムを発注し、入荷までに出来る作業を進めておきます。
今回はリムはアウターもインナーも交換になるので、ディスクのポリッシュ加工を進めていきます。
まずは元の塗装を剥離し、ブラスト研磨をします。
バレル研磨と言っても塗装を剥離した状態でそのままバレル研磨にかけても綺麗な鏡面になる訳ではなく、バレル研磨にかける前の手作業による下地研磨を行いますが、この下地研磨が仕上がりにそのまま直結する手間のかかる作業で、作業時間の多くはこの段階の作業時間に費やされます。
下地研磨後にバレル粗研磨にかけ、最後にバレル仕上げ研磨にかけます。
下地研磨の作業がしっかり施されていれば、各工程一発でここまで光ります。
トップコートはスモーククリアーの中でも中間からやや濃い目のキャンディーTinted Clear Darkを選択されました。
ポリッシュベースのスモーク感は、ブラッシュドベースに対してよりも濃さを感じ難いので、イメージよりやや濃い目で、イメージに近くなる感じです。
キャンディーTinted Clear Darkをパウダーコートします。
焼き付けて硬化させます。
キャンディースモーククリアーなので、この1コートで完成でも良いのですが、クリアーをオーバーコートする事により、塗膜の厚みと濃厚な光沢感が得られますので、クリアーをオーバーコートします。
リバレルリムですが、発注時に聞いた目安より大幅に長くかかり約4ヵ月強かかって入荷しました。
海外の場合は、目安より大きく遅れる事はザラに良くあります。
インナーリムはブラックにしますので、脱脂洗浄後にブラックをパウダーコートです。
リバレルリムのアウターはポリッシュで入荷するので、ポリッシュご希望の場合は、そのままでも使えますが、バフ目や擦れ跡などはあるので、自社でバレル仕上げ研磨にかけ、綺麗な鏡面ポリッシュにしてからクリアーをパウダーコートです。
後は組付けをして完成となります。
OZのベラと言う事、22インチと言う事、さらに22インチのリム交換リバレルと言う事で、おそらくこのホイールの他には無い仕様なのではないかと思います。