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ゴルフ6純正ホイールをウインドウブラッシュド/天面ポリッシュ加工

2022年10月5日
フォルクスワーゲンゴルフ6GTI純正の18インチホイールです。

入庫時の画像撮り忘れましたが、オリジナルは、ウインドウがブラックで天面がダイヤモンドカットポリッシュ、今回はこれをウインドウをブラッシュド、天面をポリッシュにカスタムご希望で、神奈川県よりご依頼いただきました。

作業工程的には、先にバレル研磨(ポリッシュ加工)でウインドウをポリッシュに加工後に、天面を旋盤のようなイメージでブラッシュドに加工するのが普通(カスタムなので普通はありませんが…)ですが、今回はこの逆バージョンなので、結構厄介で難しいです。

まずはバレル研磨で窓以外をポリッシュに加工します。

元の塗装を剥離し、ブラスト研磨します。



バレル研磨機という機械にかけてポリッシュに加工しますが、塗装を剥離してそのままバレル研磨にかけても、鈍い光沢のポリッシュにしかなりませんので、鏡面にするにはバレル研磨にかける前に、エアーツールを使いながら手磨きで下地研磨を行います。

今回は、インナーも鏡面ご希望なので、インナーも下地研磨を施します。

下地研磨後にバレル粗研磨にかけ、最後にバレル仕上げ研磨にかけます。

下地研磨がしっかり施されていれば、各工程1発でここまで光ります。




ウインドウはブラッシュドに加工をするので、下地研磨はしないままバレル研磨にかけていますが、下地研磨をしないまま塗装剥離をしただけでバレル研磨にかけると、この画像のウインドウのような肌になります。

素地が砂目かマシニング肌かでも光沢は変わりますが、いずれにしても下地研磨をしないままバレル研磨にかけると鏡面にまではならないという事です。

天面とインナーのポリッシュ加工完了後に、ウインドウのブラッシュド加工を行います。

この時に天面に傷を付けてしまうと、バレル研磨にやり直しになるので、天面を養生して慎重にブラッシュド目を引いていきます。







最後にパウダーコートクリアー丸塗りします。




焼き付けて完成です。

クリアーを塗装すると鏡面感が2割ほど落ちます。

画像では結構白っぽく写っていますが、光の反射の影響で、現物はここまで白っぽくはありません。