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BBSRS17インチホイールをリフレッシュ塗装+J数UPリバレル加工

2022年11月10日
BBS RSの17インチホイールです。

特に酷く傷み劣化がある訳ではありませんが、艶引けや小傷があるため、リフレッシュで再塗装ご希望で、併せてアウターリム交換で今よりも太くするJ数UPリバレル加工ご希望で、東京都よりご依頼いただきました。



リバレルリムの納期は、早い時で1.5ヵ月程、遅い時で3ヵ月程、部材在庫無し等の場合は未定と言う場合も多々ありますので、事前にリムサイズを指定したうえで、おおよその納期目安を確認します。

今回は早い部類で1.5ヵ月程で入荷しました。



リバレルリムのアウターはバフ磨きの状態で入荷するので、ポリッシュご希望の場合はそのままでも使えるのですが、多少バフ目や擦れ跡などはあるので、入荷後に自社で磨き直して、綺麗な鏡面ポリッシュにします。



ポリッシュに対してのクリアー塗装有無は任意で選択していただけます。

大まかな判断基準としては、鏡面の輝き感重視はクリアー塗装無し、メンテナンス性重視はクリアー有り、と言う感じになります。

ただし、クリアー塗装無しは保護膜(クリアー膜)が無いので、徐々に酸化により白ボケしてきます。

酸化白ボケはDIY手磨きで解消出来ますので、定期的にメンテナンスをしながら維持していく必要があります。

一方クリアー塗装有りは、クリアーが保護膜となるので、酸化白濁りはしませんが、クリアー塗装無し鏡面の状態に比べると輝き感が2割り程引けます。

また、いずれクリアーの下に水分が混入し、それが白錆となります。

特に、BBS RSのようにリムを直にピアスボルトで締め付けるタイプは、ピアスボルト周辺から白錆が発生しやすいです。

白錆びは、クリアーを剥離し素地を磨かなければ除去出来ませんので、DIYではどうにも出来ません。

以上のように、ポリッシュに対するクリアー塗装有無はどちらも一長一短あります。

今回はクリアー塗装有りご希望でしたので、クリアーをパウダーコートします。



インナーリムは純正と同じくシルバーで再塗装しますので、元の塗装を剥離し、回転研磨で素地を整えてからシルバーをパウダーコートです。




ディスク、ワッフルプレートも純正と同じくシルバーで再塗装ですので、塗装を剥離、ブラスト研磨で素地を整えます。



1コート目にシルバーをパウダーコートします。



焼付け硬化後、2コート目にクリアーをオーバーコート、もう一度焼き付けてシルバー再塗装完了です。






センター6角キャップは、元々はシルバー塗装と切削ポリッシュのツートンになっています。



が、同じくは複製できませんので、シルバーで丸塗りにするか、丸ごとポリッシュにするかの2択になり、今回は丸ごとポリッシュになりました。

ポリッシュ加工後にクリアーをパウダーコートします。




ピアスボルトは元々クロームメッキで、汚れているだけであれば、洗浄で綺麗なメッキに戻りますが、錆びは洗浄をしてもそのまま残ります。

ご希望により再メッキ加工する事は可能で、今回は再メッキ加工ご希望でした。



再メッキ加工をしたピアスボルトに関しては、以降の腐食防止の目的でパウダーコートクリアー塗装で保護するようにしております。




これですべての部位の作業完了し、後は組付けをして完成となります。

元々8.0j/9.0jが、アウターリム交換で10.5j/11.0jになりました。