三菱スタリオン純正16インチホイールをバレル研磨ポリッシュ加工
30〜40年前の車ですが、今見てもカッコイイ車の一つですね。
今回は、バレル研磨にてオールポリッシュ加工ご希望で、愛知県よりご依頼いただきました。
30〜40年前のホイールと考えると、かなり状態は良いと言えます。
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元々もポリッシュはポリッシュですが、量産ホイールのポリッシュは手間や労力はかけてられないので、旋盤での切削ポリッシュ(ダイヤモンドカット)で、これをバレル研磨にてヘアラインの無いツル肌ポリッシュにします。
クリアー塗装はされているので、クリアー塗装を剥離し、ブラスト研磨で済み済まで除去します。
バレル研磨前に、エアーツールを使いながら手磨きで下地研磨を行います。
この下地研磨が仕上がりに直結する一番重要な作業な、トータル作業時間の多くはこの段階の作業に費やされます。
ポリッシュにはスポーク間も鏡面にする3Dと、スポーク間は鏡面にしない(ならない)2Dとがあり、今回は2Dご希望です。
3Dの場合は、スポーク間の面も下地研磨を施しますが、2Dの場合はスポーク間は下地研磨は施しません。
下地研磨後
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手作業により下地研磨後にバレル粗研磨へ投入します。
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バレル粗研磨後にバレル仕上げ研磨にかけ、バレル研磨でのフルポリッシュ加工完了です。
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スポーク間は下地研磨を施さずにバレル研磨にかける事で、素地砂肌が残りつつ鈍く光る感じになり、表面とのコントラストが出来ます。
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クリアー塗装有無は任意で選択していただけます。
判断基準としては、鏡面の輝き重視はクリアー塗装無し、メンテナンス性重視はクリアー有り、と言う感じになります。
ただし、クリアー塗装無しは保護膜となるクリアー膜が無いので、徐々に酸化により白濁りしてきます。
酸化白濁りはDIY手磨きで解消にはなりますが、定期的にメンテナンスをしながら維持していく必要があります。
一方クリアー塗装有りは、クリアーが保護膜となるので、酸化白濁りはしませんが、鏡面無垢の状態に比べると2割り程輝き感が引けます。
また、いずれクリアーの下に水分が混入し、それが白錆となります。
白錆びは、クリアーを剥離し素地を磨かなければ除去になりませんので、DIY処理は出来ません。
以上のように、ポリッシュに対するクリアー塗装有無はどちらも一長一短あります。
今回はクリアー塗装無しご希望です。