BBSLMのディスクをゴールド再塗装/リムをダイヤモンドカット加工
現状がディスクゴールドのタイプで、同じくディスクゴールドでリフレッシュご希望で、新潟県よりご依頼いただきました。
ディスクの塗装から作業に入ります。
元の塗装を剥離、ブラスト研磨で素地を整えます。
ゴールドはパールゴールドを使います。
年代やロットによりやや濃淡差はありますが、このパールゴールドがLMのゴールドに平均的に近く感じます。
パールゴールドをパウダーコート。
焼付け硬化後にクリアーをオーバーコート、もう一度焼き付けてディスクゴールド再塗装完了です。
次にリムの作業に移ります。
リムも元の塗装を剥離し回転研磨で下地を整えます。
インナーリムはブラックご希望なので、まずはブラックをパウダーコート、焼付け硬化させます。
BBSオリジナルの、ディスクゴールド/インナーブラックのタイプは、GL-BKBDと言い、GLがディスクのゴールド、BKがインナーリムのブラック、BDがブライトダイヤモンドカットと言う意味です。
普通のモデルはダイヤモンドカットですが、ブライトダイヤモンドカットとは、ダイヤモンドカットのカット目がほとんど目立たない鏡面ポリッシュに近い仕上げの事で、通常のダイヤモンドカットは、修理でも同じ加工は出来ますが、ブライトダイヤモンドカットは今のところは、全く同じ加工は出来ませんので、普通のダイヤモンドカットにするか、鏡面ポリッシュにするかのどちらかになります。
オリジナルのGL-BKBDに近く見せるには、アウターリムは鏡面ポリッシュがそれっぽく見えますが、今回は普通のダイヤモンドカットになりました。
ちなみに、ダイヤモンドカットに似せた仕上げの場合はパウダーコートクリアーが使えますが、ダイヤモンドカット仕上げの場合は溶剤クリアーになります。
今回はアウターリムはダイヤモンドカットその物ご希望なので、インナーリムだけパウダーコートクリアーまで済ませ、インナーリムはオールパウダーコートで完成させます。
最後にアウターリムをダイヤモンドカット加工、溶剤クリアー塗装でリム完了です。
ちなにも、BBSオリジナルでインナーブラックタイプ以外の従来のインナーシルバーのタイプは、アウターリムのフランジもシルバー残しになっていますが、インナーブラックのタイプは、アウターリムのフランジはブラック残しにはなっていませんので、同じようにリムフランジもダイヤモンドカットします。
後は組付けて完成となります。
ピアスボルトはブラックに再塗装してあります。