SSR hiro V-1の15インチホイールをリフレッシュ兼ねてカスタム
四半世紀以上昔のホイールなので、全体的に傷んでいるのは当然で、今回はリフレッシュを兼ねてちょっとカスタムご希望で、埼玉県よりご依頼いただきました。
早速作業に入りますが、リムの作業画像忘れており、リムはアウター/インナーが溶接で一体になっているので、実質2Pリムと同じです。
今回はインナーはブラックご希望なので、回転研磨で下地を整えてからブラックをパウダーコートします。
焼き付けてブラック硬化後に、アウターをポリッシュにします。
回転研磨とバフ磨きでポリッシュに、さらにバレル仕上げ研磨にかけ、バフ目の無い鏡面ポリッシュにします。
ポリッシュ後のクリアー塗装有無は任意で選択していただけます。
判断基準としては、鏡面の輝き重視はクリアー塗装無し、メンテナンス性重視はクリアー有り、と言う感じになります。
ただし、クリアー塗装無しは保護膜となるクリアー膜が無いので、徐々に酸化により白濁りしてきます。
酸化白濁りはDIY手磨きで解消にはなりますが、定期的にメンテナンスをしながら維持していく必要があります。
一方クリアー塗装有りは、クリアーが保護膜となるので、酸化白濁りはしませんが、鏡面無垢の状態に比べると2割り程輝き感が引けます。
また、いずれクリアーの下に水分が混入し、それが白錆となります。
白錆びは、クリアーを剥離し素地を磨かなければ除去になりませんので、DIY処理は出来ません。
以上のように、ポリッシュに対するクリアー塗装有無はどちらも一長一短あります。
旧車系に履かせるホイールは、アルミ磨きっぱなしの鏡面無垢肌が似合うので、旧SSR系等のような古いホイールは、クリアー無しをご希望される方がほとんどです。
今回もクリアー無しご希望されました。
続いてディスクの作業に移ります。
ディスクは元の塗装を剥離し、今回ご希望のメタリック粗目のSPKシルバーをパウダーコートします。
焼き付けて硬化後に、天面の平坦な面をブラッシュド加工をします。
トップコート1コート目にメタリッククリアーをパウダーコートします。
焼き付けて硬化後にクリアーをオーバーコートし、もう一度焼き付けてディスク完成です。
ピアスボルトは新品のクロームメッキ品に交換し、キャンディーゴールド塗装でゴールドメッキ調にします。
後は組付けをして完成となります。
アウターリムは鏡面クリアーレスなので、この映り込みです。