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SSRリバースメッシュをディスクブラック塗装&アウターリム交換

2023年4月16日
SSRリバースメッシュの15インチホイールです。

ディスクをゴールドからブラックへ色変えでのリフレッシュと併せて、4本中2本のアウターリム交換ご希望で兵庫県からご依頼いただきました。



まずは、ディスクはブラックへ色変えなので、元の塗装を剥離し、ブラスト処理後にグロスブラックをパウダーコートします。




15インチ以下のリバレルリムの場合は、発注から入荷まで平均3ヵ月程かかりますが、今回は運良く2ヵ月程で入荷しました。

SSRリバースメッシュのアウターリムはちょっと特異な形状しており、ピアスボルト面からの立ち上がりが垂直に立ち上がるのではなく、少し斜めに上がってから垂直に立ち上がっています。



通常のリバレルリムは、アウターリムとしてはこのようにはなっていなく、ステップリムのインナー用ですと似たような形状になっているので、今回はステップリムのインナー用のリムを取り寄せします。

リムはバフ磨きの状態で入荷するので、そのままでの使えはしますが、バフ目や擦れ跡等は多少はあるので、自社で磨き直しをします。

ポリッシュリムのクリアー塗装有無は任意で選択していただけます。

判断基準としては、鏡面の輝き重視はクリアー塗装無し、メンテナンス性重視はクリアー有り、と言う感じになります。

ただし、クリアー塗装無しは保護膜となるクリアー膜が無いので、徐々に酸化により白濁りしてきます。

酸化白濁りはDIY手磨きで解消にはなりますので、定期的にメンテナンスをしながら維持していく必要があります。

一方クリアー塗装有りは、クリアーが保護膜となるので、酸化白濁りはしませんが、鏡面無垢の状態に比べると2割程輝き感が引けます。

また、いずれクリアーの下に水分が混入し、それが白錆となります。

白錆びは、クリアーを剥離し素地を磨かなければ除去になりませんので、DIY処理は出来ません。

以上のように、ポリッシュに対するクリアー塗装有無はどちらも一長一短あります。

今回のような旧車系用ホイールの場合は、ほとんどのお客様がクリアー無しご希望で、同じく今回もクリアー無しとなりました。

後は組付けて完成となります。

ピアスボルトは元々はブラックでしたが、ディスクをブラックに変更した事により、シルバーへ交換となりました。




ナットホールのスチールブッシュは、再使用出来る状態であればブラスト&塗装で再使用にしますが、今回は錆が酷く再使用出来る状態ではなかったので、新品に打替えしてあります。



アウターリムはクリアー無しなので、鏡面の映り込みです。



インナーリムは切削肌で綺麗にしています。



SSRは、アウターリムとインナーリムが溶接になっており、溶接跡をカットして切り離します。

組付け後に同じように再溶接は出来ますが、今回はM8サイズのピアスボルトが相当数付いており、お客様のご予算の関係もあり、再溶接無しとなりました。