ブラバスモノブロック4の18インチを再塗装してアウターリム交換
2023年7月1日
ブラバスモノブロック4の18インチホイールです。今回、ディスクの再塗装とアウターリム交換リバレル加工ご希望で、愛知県よりご依頼いただきました。
リバレルリムは、早い時でも1.5ヵ月程、遅ければ3ヵ月以上かかり、ここ最近は大体が3ヵ月以上かかっていますので、いつも最初に発注をすませ、入荷までの間に他の出来る作業を進めておくようにしています。
今回アウターリムは交換なので、ディスクとインナーリムの作業を進めていきます。
インナーリムはグレーにしますので、回転研磨で塗装の前処理をしてからグレーをパウダーコートします。
ディスクは元々に近いシルバーで再塗装にしますので、元の塗装剥離、ブラスト処理後に元々に近いシルバーをパウダーコートします。
焼付けシルバー硬化後にクリアーをオーバーコート、もう一度焼き付けディスク完了です。
約3ヵ月程でアウターリム入荷です。
最近では3ヵ月で入荷はまだ早い方で、大体がこれより長くかかっています。
リバレルリムのアウターはポリッシュの状態で入荷しますので、ポリッシュご希望の場合は、そのままでも良いと言えば良いのですが、多少は擦れ跡やバフ目はありますので、自社で磨きな直すようにしています。
ポリッシュ後のクリアー塗装有無は任意で選択していただけます。
大まかな判断基準としては、鏡面の輝き重視はクリアー塗装無し、メンテナンス性重視はクリアー塗装有り、と言う感じになります。
ただし、クリアー塗装無しは保護膜となるクリアー膜が無いので、徐々に酸化により白ボケしてきます。
酸化白ボケはＤＩＹ手磨きで解消にはなりますが、定期的にメンテナンスをしながら維持していく必要があります。
一方クリアー塗装有りは、クリアーが保護膜となるので、酸化白ボケはしませんが、鏡面無垢の状態に比べると2割程輝き感が引けます。
また、いずれクリアーの下に水分が混入し、それが白錆となります。
白錆びは、クリアーを剥離し素地を磨かなければ除去になりませんので、ＤＩＹ処理は出来ません。
以上のように、ポリッシュに対するクリアー塗装有無はどちらも一長一短あります。
今回はクリアー塗装有りご希望ですので、クリアーをパウダーコートします。
後は組付けをして完成となります。
