BBS LMをリバレルリム交換で17→18インチ化+フルブラッシュド
今回は、ダブルステップリムと言う1インチアップのステップリムに交換で現状の17インチから18インチ化と、フルブラッシュドへカスタムご希望で秋田県よりご依頼いただきました。
リバレルリムは入荷までに数ヵ月はかかりますので、先に発注を済ませ、入荷までに他の出来る作業を進めておきます。
今回はリムはインチアップなので、必然的にアウターもインナーも交換なので、ディスクのブラッシュド加工を進めていきます。
いきなり完成画像ですが、元の塗装を剥離、ブラスト研磨後にエアーツールを使いながら全てフリーハンドでブラッシュド目を入れていきます。
ブラッシュドは、メッシュの間もブラッシュドにする3Dブラッシュド、メッシュの間はブラッシュド以外の処理にする2Dブラッシュドとがあり、両者で見せ方も費用も変わりますので、ご予算やご希望内容とご相談しながらどちらにするか決めていきます。
今回は、メッシュの中もブラッシュドする3Dブラッシュドご希望でした。
トップコートはキャンディー、クリアーどちらでもいけますが、今回はクリアーご希望なので、クリアーをパウダーコートします。
ピアスボルトは再メッキ絵ご希望でしたので、再メッキ加工をします。
再メッキ加工をした物は、以降の錆防止の目的でクリアーをパウダーコートするようにしています。
リバレルリムですが、今回は半年程かかってようやく入荷しました。
発注時に2〜3ヵ月程目安と言われていましたが、蓋を開けてみれば何と倍以上の半年かかりました。
リバレルリムは海外なので、結構ザラにこのような事があります。
最初に言った納期の目安は全く関係なくなるので、リバレルリムの納期ではいつも悩まされます。
何ヵ国かのリムメーカーから仕入れをしておりますが、全て似たような感じなので、そう考えると世界で日本人だけがしっかりし過ぎているのかな?と錯覚してしまう程異常にアバウトです。
BBSでは、LM、同じ作りのディスク違いのスーパーRSもそうですが、元々はアウターとインナーが一体の2Pリムで、リム交換リバレルする事により、2P→3P化になります。
元々は、ディスク裏面外周に嵌合と言って、リムが引っかかる段差があり、嵌合にリムがピッタリ引っ掛かる事で必然的にセンターが出て、固定後動かないような構造になっています。
アウター、インナーが別々の3Pになるので、リム2枚重なる事になるため、インナー側がディスクの嵌合に引っ掛かからなくなります。
ピアスボルトで締め付けすれば、そう簡単に動く物でもないかもしれませんが、LMはピアスボルト20本と数も少ないので、ご予算が許すのであれば、アウターとインナーを溶接にした方が無難です。
ディスクと仮止めをした状態でアウターとインナーのつなぎ目を溶接します。
リムはアウターもインナーもブラッシュド+クリアーご希望なので、ブラッシュド加工後にクリアーをパウダーコートします。
後は組付けをして完成となります。