当時物ブリヂストンSUPER SIEG15インチを色変え塗装&リバレル
軽く四半世紀以上昔の当時物ホイールです。
ブリヂストンでも昔は3ピースホイールを販売していた時期ありましたね。
一時だけのはずなのでかなり希少なホイールだと思います。
今回は、ディスクだけお預かりで、ディスクをシルバーからブラックへ色変えと、事前にご相談して決めたサイズのリムでリバレルご希望で栃木県よりご依頼いただきました。
リバレルリムは全て海外になり、注文時に納期の目安の連絡は来るのですが、目安通りに来る事は無い方が多く、入荷まで3ヵ月前後が平均です。
稀に2ヵ月以内で入荷する事もありますが、本当に稀です。
一番困るのが、事前の納期目安が関係無い程とんでも無く遅れる事です。
事前の納期目安が2ヵ月程となっていた物が入荷に半年かかった、と言う事も何度もありますので。
なので、リバレルリムの納期に関しての予想は中々難しく、いつも困っております。
今回は大体予定通りで3ヵ月程で入荷となりました。
リムの作業中画像がありませんが、アウターもインナーも鏡面ポリッシュクご希望でした。
リバレルリムのアウターはポリッシュの状態で入荷しますので、そのままでも良いのですが、多少の擦れ跡等はありますので、自社で磨き直すようにしております。
インナーは素地無垢の状態で入荷しますので、今回はインナーもポリッシュご希望なので、アウターと同じく自社で磨きをかけて鏡面ポリッシュにします。
ポリッシュのクリアー塗装有無ですが、鏡面の輝き重視はクリアー塗装無し、メンテナンス性重視はクリアー有り、と言う感じになります。
ただし、クリアー塗装無しは保護膜となるクリアー膜が無いので、徐々に酸化により白濁りしてきます。
酸化白濁りはDIY手磨きで解消にはなりますが、定期的にメンテナンスをしながら維持していく必要があります。
一方クリアー塗装有りは、クリアーが保護膜となるので、酸化白濁りはしませんが、鏡面無垢の状態に比べると2割り程輝き感が引けます。
また、いずれクリアーの下に水分が混入し、それが白錆となります。
白錆びは、クリアーを剥離し素地を磨かなければ除去になりませんので、DIY処理は出来ません。
以上のように、ポリッシュに対するクリアー塗装有無はどちらも一長一短あります。
今回は、アウターもインナーもクリアー無しご希望でしたので、リムはこれで完了です。
ディスクはシルバーからグロスブラックへ色変えします。
元の塗装を剥離し、ブラスト研磨後にブラックでパウダーコートします。
焼付け硬化後にクリアーをオーバーコートし、濃厚な艶感のグロスブラックにします。
6角キャップとプレートもリム同様にポリッシュ(クリアー無し)です。
6角キャップのエンブレムは、黒をベースにSUPERをゴールド、SIEGをシルバーに色入れしました。
ピアスボルトは社外汎用ボルトをご用意しました。
後は組付けをして完成となります。
SUPER SIEGのリバレルは、海外の画像しか見つからないと仰っていたので、国内では初の可能性がありますね。