マナレイMS-6ハイパー18インチをリム交換リバレル+シルバー塗装
2023年12月9日
マナレイMS-6ハイパーの18インチホイールです。かなり古いホイールですが、今も人気があるホイールの一つですね。
今回はリム交換リバレルと併せてディスクのシルバー塗装ご希望で、東京都よりご依頼いただきました。
ご自身で分解され、ディスクのみお預かりです。
リバレルリムは発注から入荷までに平均3ヵ月程かかりますので、先に発注を済ませ、入荷でに出来る作業を進めていきます。
リムはアウターもインナーもなのでディスクのシルバー塗装を進めていきます。
今回、ディスク、6角キャップ、ピアスボルト、これら全て同色で、ミディアムメタリックシルバーになりました。
作業経過画像がありませんが、元の塗装（クリアー）を剥離し、ブラスト処理で素地を整えます。
1コート目にメディアムメタリックシルバーをパウダーコート、焼付け硬化後2コート目にクリアーをオーバーコート、もう一度焼き付けてミディアムメタリックシルバー塗装で完了です。
リバレルリムの入荷です。
リバレルリムのインナーは素地無垢で入荷しますので、何かしらの処理は必要です。
今回はブラックご希望なので、脱脂洗浄後にブラックをパウダーコートします。
リバレルリムのアウターはポリッシュの状態で入荷しますので、ポリッシュご希望の場合は、そのままでも良いと言えば良いのですが、多少は擦れ跡等ありますので、自社で綺麗な鏡面に磨き直しています。
ポリッシュ後のクリアー塗装有無は任意で選択していただけます。
判断基準としては、鏡面の輝き重視はクリアー塗装無し、メンテナンス性重視はクリアー有り、と言う感じになります。
ただし、クリアー塗装無しは保護膜となるクリアー膜が無いので、徐々に酸化により白濁りしてきます。
酸化白濁りはＤＩＹ手磨きで解消にはなりますが、定期的にメンテナンスをしながら維持していく必要があります。
一方クリアー塗装有りは、クリアーが保護膜となるので、酸化白濁りはしませんが、鏡面無垢の状態に比べると2割程輝き感が引けます。
また、いずれクリアーの下に水分が混入し、それが白錆となります。
白錆びは、クリアーを剥離し素地を磨かなければ除去になりませんので、ＤＩＹ処理は出来ません。
以上のように、ポリッシュに対するクリアー塗装有無はどちらも一長一短あります。
今回はクリアー塗装有りご希望なので、クリアーをパウダーコートします。
後は組付けて完成となります。
6角キャップの真ん中の部分はゴールドに塗装しております。
