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ワークVS-XXの14インチをリム交換で15インチ化+ディスク色変え塗装

2024年6月8日
ワークVS-XXの14インチホイールです。

元々は14インチリバースリムで、これをステップリムへ交換で15インチ化と、ディスクゴールドからホワイトへ色変え塗装ご希望で、茨木県よりご依頼いただきました。

お客様の方で分解され、ディスクのみでお預かりです。



リバレルリムを発注し、入荷するまでの間でディスクの作業を進めておきます。

元々エアーバルブは、インナーリムに穴が開いていて、そこからL字で立ち上がってディスクの一部開口部に来るようになっています。

今回ステップリムになる事で、通常のようにアウターリムにエアーバルブが付きますので、ディスクの開口部分を溶接で埋めます。

この開口部分にエアーバルブが来ます。



これを溶接で埋めて無かったようにします。



塗装剥離、ブラスト処理後にバレル粗研磨をかけ塗装の下地を整えてからホワイトをパウダーコートします。



リバレルリムの入荷です。




インナーリムはシルバーにするので、脱脂洗浄後にシルバーをパウダーコートします。




リバレルリムのアウターはポリッシュの状態で入荷します。

今回はポリッシュご希望なので、そのままでも良いのですが、擦れ跡等多少はあるので、自社で磨き直して綺麗な鏡面ポリッシュになります。

ポリッシュ後のクリアー塗装有無は任意で選択していただけます。

判断基準としては、鏡面の輝き重視はクリアー塗装無し、メンテナンス性重視はクリアー有り、と言う感じになります。

ただし、クリアー塗装無しは保護膜(クリアー膜)が無いので、徐々に酸化により白濁りしてきます。

酸化白濁りはDIY手磨きで解消にはなりますが、定期的にメンテナンスをしながら維持していく必要があります。

一方クリアー塗装有りは、クリアーが保護膜となるので、酸化白濁りはしませんが、鏡面無垢の状態に比べると2割程輝き感が引けます。

また、いずれクリアーの下に水分が混入し、それが白錆となります。

白錆は、クリアーを剥離し素地を磨かなければ除去になりませんので、DIY処理は出来ません。

以上のように、ポリッシュに対するクリアー塗装有無はどちらも一長一短あります。

今回はポリッシュの鏡面感重視でクリアー塗装無しです。

後は組付けをして完成となります。

社外ゴールドピアスはお客様の方でご用意した物を、以降の錆防止でクリアーをパウダーコートして使いました。








クリアー無しの鏡面なのでこの映り込みです。


センターキャップは純正の赤を取り寄せしましたが、現行品はちょっと外径が大きかったためそのままでは付きませんでした。

台座から剥がし外径を削って小さくし、元々の台座に移植して付くように加工してあります。